《生き続ける文化財》『上賀茂やすらい花』と世界遺産『上賀茂神社』
文・写真:京都市文化観光資源保護財団アドバイザー 松田彰
平安時代に起源をもつと伝えられる「やすらい花」。いまも京都市内の4地区で伝承されており、2022年11月には「風流踊」の一つとしてユネスコ無形文化遺産に登録されました。また、鞍馬火祭、太秦牛祭(現在休止中)とともに京都の三大奇祭に数えられています。
今回ご紹介する『上賀茂やすらい花』は葵祭と同じ毎年5月15日に行われていますが、他の3つ(今宮やすらい花、川上やすらい花、玄武やすらい花)は4月第2日曜に行われています