シュタイナーによる瞑想の言葉(その72)
私たちは生きていくために、思考(の光)、感情(の熱)、意志(の力)を必要としています。普通は、思考→頭部、感情→胸部、意志→四肢に対応していると考えられますが、ここでは、暖かい愛の力を頭部に、輝く思考の力を心臓に感じることで、手が善き働きをするための強さを獲得するとしています。「逆転の発想」という言い方がありますが、ある意味、逆説的な考え方、感じ方、行動の仕方には、より深い真理が隠されていることがあるようです。
Ich fühle in meinem Kopf
Warme Liebekraft.
Ich fühle in meinem Herzen
Leuchtende Gedankenmacht.
Die warme Liebekraft
Vereint sich mit der
Leuchtenden Gedankenmacht.
Davon werden stark
Meine Hände
Zu gutem menschlichem Wirken.
Ich fühle mich.
私が私の頭の中に感じるのは
暖かい愛の力。
私が私の心臓の中に感じるのは
輝く思考の力。
暖かい愛の力は
輝く思考の力とひとつになる。
それによって私の手は
善き人間的な働きに向けて
強くなる。
私は私を感じる。
(「詩と瞑想」より、私訳)
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