幸せさんさようなら、不幸さんこんにちは

この世の人生における「現在」とは、「過去」と「未来」からできているものと思われます。つまり、その出来事が「過去」に属すものか、「未来」に属すものかを知っていれば、結構生きやすくなるのではないかと。つまり、「幸せ」とは過去のこと、すなわち過ぎ去るべきものであり、「不幸」とは未来のこと、すなわちやって来るべきものである、ということを・・・我々はやって来た「課題」に努力しながら立ち向かうことで得られる「成果」を過ぎ去らせることで、「能力」を獲得します。つまり、それによって「次の」段階へとステップアップしていくわけです。「引きこもり」とは、何も受け入れず、何も過ぎ去らせることのない状態で、うつ病はそれが病的な段階に至ったものです。霊的には、「上昇しない者は下降する」という法則があって、誰も今の段階に留まることはできません。ちなみに、この世の人生での課題は、「生命力」を消費して「認識」を獲得することであり、あの世の人生での課題は、「認識」を滅却して「生命力」を獲得することです。シュタイナーによると、あの世での「認識」とは、努力して獲得するものではなく、むしろ襲い掛かってくるようなもので、スフィンクスによる謎かけはそれを象徴している、とのことです。あまり勉強しなかった人ほど、死後は多くの「認識」に取り囲まれることになるようなので、気をつけたいものですね(^^;

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