死後の仕事
私たちはこの世に生きる中で、多くのエネルギーを使って色々と努力しながら、多くの認識を獲得するだけでなく、ますます有能になっていきます。何故なら、この世を生きる目的とは、今まで持っていなかった何らかの「能力」を獲得することだからです。しかし、そのためにはエネルギーだけでなく、何らかの障害物が必要です。もし、何の苦労もなく、ハッピーに暮らしていけたとしたら、何ら努力する必要もないことになります。そのため、この世には、真善美といった幸福な側面だけでなく、それと表裏一体となった偽悪醜といった不幸な側面もあるわけです。ある意味、「普通の」人よりも、改心した悪人こそがより善人になる、というのはそういう意味でしょう。聖書には、「あなたは、冷たくも熱くもない。むしろ、冷たいか熱いか、どちらかであってほしい。 熱くも冷たくもなく、なまぬるいので、わたしはあなたを口から吐き出そうとしている。(ヨハネの黙示録3章より)」とあります。ところが、驚いたことに、死後は、状況が逆転するようです。我々があの世に持っていけるのはこの世で獲得した能力だけですが、あの世ではその能力を滅却することが仕事になるからです。つまり、この世では「生きる」ことが重要ですが、あの世では「死ぬ」ことが重要になるわけです。何故なら、死ぬことによってこそ、霊的に「復活する」ことができるので・・・したがって、一番してはいけないのは「退屈する」ことです。この世で退屈していると、あの世でも退屈することになるので(^^;
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