メタモルフォーゼ（変容）

「変容」と「変化」の違いは同じことを外から見るか、内から見るかの違いにすぎません。つまり、何かが何かに「自然に」変化するということは、そもそもあり得ず、何かが何かに働きかける（力を行使する）ことによってはじめてその働きかけられたものが別のものに変化することができるわけです。霊的な働きかけには２種類あって、上のものが下のものに働きかける場合と、下のものが上のものに働きかける場合です。前者が「善」あるいは「進化」で、後者が「悪」あるいは「退化」です。私たちの上には神様がいて、下には俺様がいますが、どちらを受け入れるかを自分で決めるわけにはいきません。それを受け入れるための器（グラール）を準備することができるだけです。瞑想は神様を受け入れる器となるための効果的な方法であり、俺様を受け入れる器となるための簡単な方法とは酒その他を飲むことです。