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自然環境リテラシー学を通して伝えたいこと

皆さんこんにちは。川コースのきいごです。
今回は僕の「自然環境リテラシー学を通して伝えたいこと」を発表したいと思います。

 まず初めに、僕が自然環境リテラシー学で学んだことをどういう人に向けて伝えたいかについて話していきたいと思います。
 まずはせっかく発表するなら、誰かひとりに伝えるよりも、できるだけ多くの人に向けて伝えたいと思いました。また自然での活動を通した学習の発表であるので、自然の魅力を十分に知っている人というよりは、どちらかというと普段から自然に関わる機会が少ない人に向けたものにしたいと決めました。ただ、これだけではさすがに対象が多すぎるなと感じたので、やはり身近な人に伝えるのが良いと思いました。
 最終的に、この発表を「三重大学に在籍するすべての学生」に向けたものにしたいという結論に至りました。
 実際に、僕のまわりには生物が好きな人がいれば、釣りやガサガサが好きな人もたくさんいます。ですが、やっぱり大学内のほとんどの大学内の友達に対して、インドアな人が多いなという印象を受けました。僕はそういう人達に向けた発表にしたいです。

 では、この発表のターゲットである「三重大学に在籍するすべての学生」に向けてどういうことを伝えたいのかについて発表していきます。今からは三重大生に伝えたいことを、3つに分けて説明していきます。
 まず1つ目に、「三重県内には自然を楽しめる場所がたくさんある!!」ということです。僕が今まで実習を受けた場所を地図で示してみました。こうして見てみると、三重県南部での活動がほとんどでした。また実習内容を振り返ってみると、海でカヤックを漕ぐこともあれば、川での活動もありました。また、登山をすることもありました。
キャンパスにのそばには海があって、そこで遊んでいる大学生を見ることがありますが、そういう人たちの中には、もしかしたらその周辺の海しか知らない人もいるんじゃないかと思うので、ぜひ鳥羽の海であったり尾鷲の海を見て欲しいです。おそらく「同じ三重県の海なのに、こんなにもに違うんだ!」とびっくりすると思います。また、紀北町にある銚子川では、透明度が高く、水中からいろんな魚や生き物が見られます。こんなことができる川は数少なく、絶対に感動するはずです。山登りも自然を楽しむ要素の一つだと思います。舗装されてない道を登り続けるのはとても大変ですが、だからこそ頑張って登った場所から見える景色を見れば、疲れも吹き飛ぶぐらいの達成感を味わえます。普段の生活では三重県南部に行くことはあまりないと思いますが、この実習を通して自然の魅力が詰まっている場所だということを知ってほしいです。

漁業回
熊野市二木島町の青い海。


川コース2回
銚子川の透明度の高さに感動するはずです。
川コース第4回便石
便石山から見える絶景。


 2つ目は、「自然を思いっきり楽しむために、自然に潜む危険を知ってほしい!!」ということです。日常生活では自然に触れていることがなくても、夏休みのような長期休暇に友達と海にいったり、将来社会人になって家族と山にキャンプしに行くことがあると思います。その時に、自然で遊ぶ楽しさしか知らないと、間違いなく痛い目に遭います。自然の中での活動は、必ずリスクが伴います。ケガや体調不良、もしかしたら命に関わることがあるかもしれません。自然環境リテラシー学では、そういったリスクを防ぐために、例えば川で溺れた人を救助する方法について学んだり、AEDを用いた人命救助を体験したりしました。知識を何も知らないのと対策を少しでも知っているのでは、結果が大きく変わってくると思います。安全管理を知ることが、自然に関する良い思い出を作るための第一歩になります。

川コース第2回
川での救助訓練。
川コース第4回
AEDの人命救助体験。


 そして3つ目は、「自然の魅力を守る力になってほしい!!」です。僕がこの実習を通して感じたのが、「自然には魅力がたくさんあるけど、それと同時に重大な問題を抱えている」ということです。実習先のほとんどの地域では、若い世代の人たちが別の場所に移住してしまい、自然に関する仕事の後継者がいなくなるという問題に直面していました。そこに住んでいる人たちだけでなく、自然を楽しみたい僕たちにとっても考えなければならない問題です。もし多くの大学生の力があれば、この問題を少しでも改善することにつなげられるのではと思いました。例えば、、漁業体験という形で漁業に参加したり、地域を活性化させるための方法話し合ったりすることで地域を支えるきっかけになります。いつもとは違う視点で自然の中で過ごすことで、新たな発見につながるはずです。多くの人が自然の中での活動を通して、魅力を守るために自分ができることを見つけ、行動してほしいです。

漁業回
深夜の漁業体験。


漁業回
ワークショップでの話し合いの様子。


最後に、今回は大学生に向けての発表となりましたが、自然での活動は、老若男女問わず楽しむことができます。特に、今の時代では自然というのは普段の生活ではできない体験ができ、リフレッシュできる貴重な場所だと思います。今後も多くの人が自然の魅力に気付き活動できるようにするために、僕自身も人に勧めるだけでなく自分から解決すべき問題に目を向けて取り組んでいきたいです。
また、この自然環境リテラシー学に協力していただいたすべての方々に感謝を伝えたいです。
本当にありがとうございました。

 以上で僕の発表を終わります。ご清聴ありがとうございました。

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