最高な2人(ストーリー)

夏希と湊は学校で過ごしていると、
「みんな好きな人とかいるの?」
「ごめん、トイレ行くね。」
と夏希が動いた。すると、ドンと机にぶつかる。その表紙でメモ帳が落ちた。
「夏希メモ帳落ち……。」
湊が言ったが夏希は気づかず行ってしまった。
「何が書いてあるんだろう。…………え、、、」
中身を見てしまった。
「これって夏希の秘密。」
「湊どうかしたの?」
「いや、なんもないよ。」
トイレに行った夏希はメモ帳がない事に気づく。
「やばい、ないないない。どうしよう。」
「夏希どうした?探し物?」
秀一が声をかけた。
「あの秘密が書いてあるメモ帳がないの。」
「え、まじか一緒探すよ。」
しかし、見つからなかった。
ー次の日ー
騒がしいクラスに入ると黒板に萩乃は千輝の事が好きでそれをメモ帳に書いていたやばい人と書かれていてクラス中にバレていた。
夏希は屋上に走り出していた。人とぶつかり謝ろうとすると
「ふ、恥ず。」
そこには湊が笑顔でいた。すぐに湊がばらした事が分かった。
秀一もすぐに追いかける。
屋上に着くともう頭が真っ白になっていた。
「何で湊はばらしたのかな?裏切られの?私何か恨まられる事した?もう何で何で?訳わかんないよ。」
秀一に泣きながら話していた。静かに何も言わず聞いていた。
放課後、教室に入ろうとすると湊と女子が話している声が聞こえてきた。
「何で夏希の秘密ばらしたの?あんなに仲良かったのに。」
「だって秀一君とはさ幼なじみで仲良いしさ、それなのに可威君とも仲良いしその話を私にもしてくるだよ。私が2人仲良くしたいけど話しかけれないの知ってるのに。それだけでうざいのに可威君が好きってさ釣り合ってないじゃん。しかも秀一君の事好きな女子多いのに幼なじみだからって特別扱いされてる夏希見てると嫌なんだよね。」
「だからってさ、あんな事するとは思ってなかったからびっくりしたんだけど湊は怖いね。ま、私もずっと思ってたけど。」
湊の本当の気持ちと他の女子達も同じ事思っていた事にすごく衝撃だった。
家に帰ると秀一が心配して来てくれていた。
「夏希、顔色悪いけど何かあったのか?」
「いや、何もないよ。いつもどうりだよ。」
「絶対あっただろう。幼なじみなんだから分かるよ。隠すな。俺にも言えないのか。」
聞いた話をそのまま伝えた。
「はぁ、なんなんだ。あいつらそんな理由で夏希の事。俺のせいでもあるよな。ごめんな。」
「秀一のせいではないよ。私が全部悪いんだよ。これからは私とは卒業するまで話さないようにしよう。あと、家に行くのもやめよう。お願い。可威君にも伝えといて。じゃあばいばい。」
その日から2人とは距離をおき私はぼっちになった。
秀一は夏希から聞いた話を可威に話した。
「俺達と話さないようにするって夏希が可威に伝えといてって。」
「え、それはおかしいよ。何で俺達が……。」
「そうだよな。湊のせいで俺達の関係がおかしくなるのは嫌だ。」
「可威はさ、夏希の事どう思ってるの?恋愛感情としては。」
「俺も好きだよ。だから黒板を見て凄く嬉しかった。両思いなんだって思ったから。」
「分かった。そういうことなら俺さ、あいつ(湊)を成敗する方法思いついたんだけどどう?」
「お、何何。」
―1週間後ー
可威が湊の事を好きだというウソの情報を噂させた。すると湊に呼ばれた。
「私、可威の事好きだんだよね。付き合って欲しい。」
「ごめん。俺お前の事好きじゃなくて大嫌い。」
「え、だって私の事好きって噂が……。」
「あ~~、それウソの噂だから。」
まんまと作戦にハマっていた。隠れていた秀一が出てきて。
「俺達お前の事一生許さないからな。」
と言い放った。
怒った湊は夏希のもとに走って行った。
「あんたのせいで可威に振られたじゃない。学校からいなくなれ。」
「………………。」
走ってどこかに行ってしまった。どこか行くのを見て2人が
「お前、また夏希に最低な事したのか。お前これからどうなるか分かるか。味方1人も居なくなって孤独になるんだよ。きちんと夏希に謝れこれ以上嫌な事したら俺達が黙っていないからな。」
その後、湊がこれまでやってきた事が学校中に広まり湊の味方が誰も居なくなり夏希に謝り逃げるようにに転校して行った。無事解決して、
「俺さ、夏希の事好きなんだ。だから黒板見た時実は嬉しかった。付き合って下さい。」
「うん。ありがとう。」
ー7年後ー
「お、やっほ。夏希と可威からの話って。」
「俺達結婚する事になったんだ。」
「おめでとう。やっとだな。俺も嬉しい。」
「うん。」
「夏希に話してなかったんだけどさ、7年前俺達で作戦たてて湊を成敗させたんだ。あと、俺達のせいで辛い思いさせてごめん。」
「ありがとう。」
この言葉を2人に伝えた。
最高な幼なじみの秀一と大好きな可威の最高(誇りな)2人がいてくれてよかった。
「3人ともがこれから幸せでありますように。」

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