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「過疎」発祥の土地出身の僕が地元でMASUDAご飯を開催する理由と経緯と未来

始めに

皆さん、こんにちは!
MASUDAご飯代表 伏谷健太郎です。

現在は岡山大学に在学しています。
大学1年生の時にたまたま取った地域活性化の授業がきっかけで、自分の小さな力でも、地元にできることはあるのではないかと思い、この活動を始めました。

今回は、記念すべき第1回の記事にもなりますので、こちらのMASUDAご飯について、誕生の経緯、これからの展望など、僕が描いている夢をお話できればと思います。


【誕生の経緯】市役所インターンで感じたこと

益田の大人に出会って起きた変化

2023年の9月の頭(夏休み)に地元に帰省した時に、地元の市役所、益田市役所の短期インターンに参加しました。

そこでは業務を体験するよりも、様々なイベントや、益田で活躍されている大人たちに会う機会が多かったです。

ですので、これまで気づかなかった魅力や、
出会わなかった益田で働く大人たちを間近に見ることができ、
とても感動し、地元のことがより一層好きになったことを覚えています。

「カタリバ」に参加

益田市はライフキャリア教育に力を入れており、「人」をテーマに町の取り組みが行われています。

そのため、益田市では「カタリバ」というライフキャリア教育が小、中、高校生で毎年1回ほど行われます。これは地域の大人と学生の交流を通じ、自分の将来について考えたり、地域愛を育む貴重な教育の機会となっています。

カタリ場プログラムを体験した子どもたちの自己肯定感が高まるとともに、対話を届けた地域の大人の想いにふれることでこのまちにかっこいい大人がいることを知り、そんな大人がいるこのまちは魅力的だ、と感じるようになるという、地域愛を育む機会にもなっています。

カタリバの活動成果より

カタリバの紹介はコチラ↓

活動団体の紹介です↓

感じた課題

インターンを通して、先ほどの「カタリバ」に参加した後に改めて感じた課題がありました。

それは・・

地元出身の大学生(ステークホルダー)が関われてない!!

益田市には大学がありません。
隣の浜田市には県立大学がありますが。。。。

なので、益田市の多くの政策、イベントに関して大学生が関われていない状態です。また、大学生を取り込もうと思っても、地域と大学生の間にはつながりが少なく、認知や集客の面で困っているようでした。

小中高とカタリバなどを通して、地域の大人と対話を通した交流をしたり、地域愛を育む機会があるのに・・。

高校まで育てた種(地域愛)も大学になって発芽させる機会が十分にないのではと感じました。

【変えることができる】自分で考える

大学生が地域に関われないのはなぜだろう

なぜ、このようになっているか、自分なりに考えてみました。
それはライフステージとその段階にある考えや興味にあると思います。

僕の出身高校は大学に進学する進学校です。

つまり、高校生の時点で視野は県外の大学にあり、高校で体験するこのような教育やイベントも、生徒からしたらただ一日のイベントであり、一過性に過ぎないのではないかと。

(もちろん、高校の時から地元が大好きな子もいると思いますが、)
地方出身の読者様には共感いただけると思うのですが、高校生の多感な時期は都会の生活に憧れていく時期。少なくとも高校生当時の自分や友達は、このような地域と触れ合う交流イベントや行事にあまり関心を持っていませんでした。

自分が高校生だった時期を思い出しても、そのイベントが大人と関われる楽しい機会ではあったけど、関わった人や話された内容についてはあまりイインパクトには残りませんでした。

それはけっして悪いことではなく、むしろ当たり前の結果ではないか。
要は大学進学を控えている人が地元の働く大人の話を聞いても、あまり響かないのではと思ったんです。

「こんな田舎の地元から出て、キラキラした楽しい大学生活を送りたいから、勉強するぞ!」
と意気込んでいる高校生には「焼け石に水」なのではないか。

刺さる高校生とは

逆に、例えば高校卒業後に就職する学生に関しては、とても意義のある、刺さっている内容だと思います。実際に、そのような友達は満足そうにイベントを楽しんでいました。

つまり、ライフステージにて
大学について考えている生徒には大学生と関わったり、大学についての話題が刺さる。

就職などを控えている段階では、やはり働く大人の一つ一つの体験やエピソードが刺さってくる。

考えた結果の結論はとてもシンプルでした。

僕のように大学に進学した益田出身の大学生の大体の人生レールとしては、大学生になった後にその大学周辺の地域でのキャリア、もしくは東京、大阪のような都市部でのキャリアについて考えるようになります。

地元に帰省するのも大学長期休みの1週間くらい。(実際はバイトや就活などがあるため)

だから、在学大学周辺地域での就職や、東京、大阪での就職が進路の選択肢しかないように錯覚してしまい、地元に帰る選択肢はないように感じます。

小、中、高に育ててきた種も発芽することなく、地面の中で枯れてしまうのではないかと思ったんです。

だったら交流会を開こう!

職場体験やインターン体験はハードルが高いな。
でも、地元で働いたり、活躍している大人と交流することで、僕たちにとっても地元に対する見方は変わるのではないかと感じるようになりました。

でも、長期休みに帰ってきたとして、益田にその期間開いているイベントなんか知らないし、普通参加しようとも思わない。

1年前の僕もそうでした。

だったら、大学生の僕がそのような交流会を開くことで、大学生の参加のハードルを下げることができるし、大学生のなかにある地面に埋もれた種にもう一度、水を撒く瞬間が来る!と思ったのです。

ここまでの試行を整理します。
大学生というライフステージにおいて、その先は就職or起業or大学院進学などが基本的な選択肢になる。その中でもやはり就職は90%を占めている。つまり大抵の大学生は大学生になってから、就職したり、将来の人生プランについて考えることを意識するようになる。

つまり、このタイミングで地域で働く大人と交流したり、フラットに対話をすることで、僕が市役所インターンで感じたように、地元に対して感動したり、共感を生むのではないかと考えました。

そうすれば、何度も話の繰り返しになりますが(重要なところ!)、地元の大学生の中に、地元に戻る選択肢、地元で働く選択肢、今度帰省した時に、そのつながりで地域じの大人と飲みに行ったり、益田市で開催しているイベントに参加したりする選択肢が1%でも生まれることにつながるかもしれない。

【思いを形に】MASUDAご飯

そして、このイベントの名前を「MASUDAご飯」と名付けました。

僕の思いは、大学生や大人が一緒になってご飯を食べる。益田について、将来について、仕事について、個人的な趣味について、話す内容はなんでもいいからとにかくご飯を一緒に食べて盛り上がっていたらいいなー。

地元に帰ってきたときに、この町に生まれてよかったなと思える町にしたい

MASUDAご飯のビジョン

この活動はやるからには、自分の町に貢献したい。

これがきっかけで例えば、地元就職が選択肢の一つになったり、益田に帰省する日が楽しみ!と思ってもらう益田市民を増やしたい。

深刻化する少子高齢化の影響も気にせず、老若男女が楽しむ持続可能な町にしたい。

そのためには、未来の担い手:若い人にとって魅力的なまちにしなければいけないし、若い人=地元出身の大学生が戻りたいと思えるような町にしていかないといけない。

今自分のやろうとしていることはとても微力で、都会にいったら毎日どこかで行われているような交流イベントだけど、自分の実現する未来に対して一歩進めていきたい。

一歩踏み出す

まずは一歩踏み出すこと。実際にやってみることが一番大事。
沢山の人を巻き込んでやっていきたい。

最後に

熱くなって、文章の体裁が乱れている箇所もあると思いますが、ここまで読んだいただきありがとうございました。
ひとまず自分の気持ちと思いを文字にできた気がします!

でも、今はスタートラインにやっと立てた状態。
大学生だからーという言い訳みたいなのはしたくないし、やるからには結果も出します!もっとさらに上を目指します!

これから定期的に行っていくイベントに関しては
イベント後に、こちらのnoteアカウントの方で感想などもまとめてみます!

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