マガジンのカバー画像

乳がん日記

42
乳がんの話をまとめています。
運営しているクリエイター

2024年2月の記事一覧

さすがの私にもネガティブの波がやってきた

私はかねてより、明るく前向きに乳がん治療に取り組んできている。 右乳房の全摘手術を受けた日以来、一度も涙を流すことがないまま約半年が過ぎた。 泣いてないどころか、毎日笑顔が絶えない日々を過ごしてきたほどだ。 無理にそうしてきたわけではない。 自然と開き直ってしまい、病気になった自分をスッと受け入れられた。 乳がん発覚の直前に仕事を辞めていたため、仕事のストレスから解放されていたのも良かったのかもしれない。 とにかく妙にストレスフリーで、抗がん剤治療にもめちゃくちゃ意欲的に取

抗がん剤による爪の副作用の対策

抗がん剤の種類によっては、副作用で手足の爪が黒くなったり剥がれたりしてしまう。 剥がれないまでも、二枚爪になったり、割れたり欠けたり。 あるいは爪の周りがひどくささくれたり、指がカサカサになったり、シワシワになったり。 それらの副作用を少しでも軽くするため様々な対策をしているのだが、かなり効果を感じているのでご紹介したい。 手と足の保湿 私は「EC療法」でささくれがひどくなり、「パクリタキセル」で指がシワシワになって手の見た目年齢が一気に老けた。 ところが「今さらお手入

パクリタキセルの副作用がめっちゃキツイ→からの対処方法

私は乳がんの手術後、再発予防として抗がん剤治療を受けている。 2023年11月より「EC療法」として「エピルビシン」と「シクロホスファミド」を4クール、続けて「パクリタキセル」を4クールの全8クールだ。 2週間おきの投与のため、2024年2月現在で、早くも残りあと1クールというところまで来た。 EC療法の副作用は割と軽かった。 それなりにあるにはあったが、思っていたほどではなかったというか。 EC療法の副作用についてまとめたことがあるので、よかったから以下の記事をご参考あ

がん患者は周りに甘えていい

前回、がん患者の集いに参加したことを書いた。 その中で、自己紹介タイムの時に泣き出してしまった女性のことを紹介した。 自分が乳がんになったこと自体もつらいが、それよりも副作用で家事ができず、夫に対して申し訳なくて心苦しいという理由で泣いていた。 分かる!分かるよ!! その気持ちは同じ女性としてよーく分かる!! 私もかつて仕事が忙しすぎて家事が全くできなかった頃、あるいは適応障害になって仕事を辞めて毎日寝て暮らしていた頃、自分は女として欠陥のあるポンコツな生き物だと自分を

がん患者の集いに行ってきた

私が通院している病院では、がん患者の集まりを不定期で開催している。 毎回講師を招き、お話を聞いたあとは参加者同士で会話をするようだ。 その集いに参加してきた。 年に数回だけの開催とあって、私が昨年夏に乳がんに罹患してからは初めての開催だった。 今回招かれた講師はピンクリボンアドバイザー。 ご自身も乳がんで術前化学療法と乳房温存手術を経験し、かれこれ7年くらいホルモン療法を続けているとのことだ。 ご自身の体験談を30分ほど話してくださり、そのあとは参加者が一人ひとり自己紹