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乳がん日記

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乳がんの話をまとめています。
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2023年12月の記事一覧

明るい乳がん治療&2023年の振り返り

私は「明るい乳がん治療」をモットーにしている。 あえてそうしたつもりは全くなく、自然とそうなってしまった。 そりゃあ最初は泣きましたさ。 毎日のようにさめざめと。 まずは初めて病院で乳がんの疑いを告げられた日。 夫に打ち明けながらポロポロと涙を流した。 その翌日には友人に電話しながらウワッと泣いた。 病理検査の結果が出るまでの2週間、夫に気持ちを話すたび泣いた。 神経質になっていて、ちょっとしたことでも感情的になってしまって夫に八つ当たりもした。 病理検査の結果が出

抗がん剤の副作用でつらいやつランキング

私は乳がんの術後化学療法として、現在「ddEC療法」の3クール目を終えたところだ。 「ddEC療法」とは、「エピルビシン」と「シクロフォスファミド」という2種類の抗がん剤を投与する「EC療法」を、通常の3週間おきではなく2週間おきに投与する治療法である。 3週間おきに比べて効果が多少高いらしい。 そして短い期間で終わるのもメリット。 3週間おきだと4クールやるのに12週間(約3ヶ月)かかるが、2週間おきなら8週間(約2ヶ月)で終えることができる。 今週無事に4クール目をや

脱毛を気にしないにも程がある

たびたび書いているように、私は抗がん剤の副作用による脱毛を全く気にしていない。 ちなみに私はつい最近まで様々なヘアカラーを楽しんできたタイプである。 ピンク、ブルー、シルバーなどなど。 メイクも常にトレンドを意識していて、ヘアメイクアーティストばりのメイクグッズを所持している。 そのくらい見た目には気を遣っているほうである。 そんな私だが、脱毛のことは本当に1ミリも気にならない。 そろそろ回し者だと疑いがかけられそうだが、5千円も出せばリネアストリアのウィッグで完璧に可愛

ジーラスタの副作用がすごかった

皆さんはジーラスタをご存知だろうか。 抗がん剤を投与することにより、好中球(こうちゅうきゅう)という白血球の一種が著しく減少する。 好中球は病原体と戦う細胞で、それが減少しすぎると抗がん剤が続けられない。 そのため、抗がん剤投与の翌日にジーラスタという薬を皮下注射投与し、好中球を増やす必要がある。 私の2度目の抗がん剤投与は1度目から3週間あいたため、ジーラスタは投与しなかった(3週間待っている間に好中球が自然に増加するから)。 しかし3度目以降は2週間おきにやるため、