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ヌートリアの特徴

ヌートリアについて

ヌートリアは、ネズミ目ヌートリア科ヌートリア属の動物で、南アメリカが原産です。
見た目はネズミですが、頭胴長が(しっぽを除いた頭からお尻までの長さ)40 – 60 cm、体重が5 – 9 kgほどもあるので、かなり目立つ生き物です。生後5・6ヶ月頃には性成熟し、年二回、平均5頭の子供を生みます。かなり繁殖力の高い生き物です。寒さには、それほど強くないといわれており、冬期に河川が凍結するような地域では生存できません。冬期には、長い尻尾が凍ることによって弱ったり、流産することが知られています。

性格について


ヌートリアの習性

例えば同じ害獣のイノシシでしたら、恐怖でパニックになり突進してくることがあります。 毎年テレビなどでも数多くの被害が報告されていますね。 しかし、ヌートリアは基本的に穏やかな性格をしていますので、人に噛みついたりすることは稀です

実は凶暴

基本的には夜行性で、前後の脚には鋭い爪があり、最大で直径30センチメートル、奥行き6メートルほどの巣穴を作ります。 一夫多妻制で、凄まじい繁殖力を持つのも特徴の一つです。

生息について

良質な毛皮を持つため、軍用に供する目的で養殖 が始まり、西日本を中心に飼育されていた。 太平洋戦争、朝鮮戦 争の終結とともに需要が激 減し、野外に遺棄された個体 が定着した。 現在のところ、岐阜県、愛 知県、京都府、大阪府、兵庫 県、三重県、鳥取県、島根県、 岡山県、広島県など、東海地 方より西の本州に定着して いる

危険性について

基本的におとなしい動物ですが、追いつめられたり興奮すると、暴れたり長い爪で引っかかれることがあります。
また、ヌートリアに限らず、野生動物は病気を持っていることがあるため、むやみに近づいたり捕まえないようにしてください。

天敵について

ヌートリアは、南アメリカが原産です。 1930年代に毛皮製品を作る目的で輸入されましたが、戦後になると毛皮需要が縮小したために飼育が放棄され、その後野生化しました。 高い繁殖力に加え、日本では特に天敵がいないため個体数が年々増加しています。

駆除について

水辺に近いところにある植物を旺盛に食べるため、 農業被害が各地で 生じたり、希少な水草への影響が懸念されたりしています。 そのため、 「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する 法律」に基づき、 特定外来生物に指定されています。

遭遇した時について

ヌートリアを見かけたら

人に懐くことはなく、伝染病を媒介する可能性がありますので、見かけても、不用意に近付かず見守ってください。 また、食べ物などをを与えないでください

大好物について

食性としては、ハスやマコモ、ヨシ、ヒシなど水生植物の茎や根茎を好んで食べます。 また農作物では水稲の苗をよく食べ、ニンジン、サツマイモなども食べます。 基本的には草食性ですが、貝などの動物質の餌も食べることがあります。


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