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夢の中の

私はいろんな人に会うことができていた。それは夢の中。夢の中では意識さえしっかりと離さなければたいていのことが叶う。
でも、ひとつだけ我慢しなくてはいけないことがある。
それはなにかというと
その場所で会うと、現実世界のキャラとは全然違うこと。
あなただけど、あなたじゃない。
私のチカラではどうすることもできない壁だ。
でもそれは私も同じで、私だけど私じゃないキャラだった。
きっとあなたもへんだなと感じているに違いない。
…起きた時に覚えていればの話なんだけど。

たいていは夢の中だと、キャラのテンションがリアルと逆になる場合が多い。
いつも元気な人はやたら落ち着いたキャラだったり
いつも頼りがいのある人はなんとなくこころもとなかったり
いつも静かな人はやたらしゃべりまくっていたり
もちろん、あまり変わらない人もいる。
人によるのだ。

現実世界で仲がよくなくても、夢の中では普通に話せる。もちろんその逆もある。でもケンカはない。争うことはない。
夢の中の世界は負の感情があまりない世界に感じた。
そして、肉体の年齢とは違う年齢で存在していることがほとんどだ。
これがかなり混乱する。
見た目の年齢が全く違くて、キャラまで違うとなると
むむむむむむ…となるんだけど。性別までちがうこともある。
不思議なことに当たり前のように、夢の中で私は接している。
しかもそこまで違うのにそれが「誰」なのか認識できている。
違和感を感じるのは起きた時に夢の中でのことを思い出した時だけだ。
これは不思議。
だって、夢の中ではリアルの世界に違和感を感じない…というよりリアルを思い出さないから。
それはつまり…私が感じるリアルの世界こそ「夢の世界」ってことなのかな…と感じてしまう。ま…私にとってはどっちでもいい。

夢の中には、なにかのチーム?ごとに部屋が分かれてて、たいていみんながいる部屋には私のネームプレートが無くて、違うところにある。
みんながいる部屋も記憶しているだけで五つくらいは軽くあると思う。すごく広い広間にテーブルと椅子がたくさん設置されている。
私は夢の中で、いろんな部屋をのぞきに行く。よく警備員に追いかけられるので、たぶん入ってはいけないんだろう。…なのにちょろちょろと徘徊する。…で、警備員に見つかって追いかけられるのだ。
おこられた私は素直に戻るフリをしてまた徘徊している。
…単純にじっとしていられないだけだ。とにかく探検したくてたまらない。きっと、夢の中の世界は私にとってワクワクするのだろう。
…あんまり思い出せないのだけど。

夢の世界から現実の世界に戻る時、つまり目が覚める前にいつも乗るエレベーターがある。このエレベーターを見ると自分がどこの世界に行っていたかわかる。地球に生きている人間用、地球にいるけど人間じゃない人用、などいろいろある。これも、夢の中で探検していたから発見したのだ。もちろん、そんなものは存在していない可能性が高いけど…認識するためのイメージとして私の記憶に残っていると、再度訪問した時にさらにワクワクする。

今日は夢の中でどこを探検するんだろう?

ヘッダーは「しんちゃん」です。
しんちゃんは過去の「ためちゃんと私の生活日記」のどこかの回で登場しています。






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