4/24 柏レイソル

天皇杯を除いて公式戦でJ1チームと戦う機会はありませんでしたが、今年からルヴァンカップにJ2J3チームも参加できるということで、初戦で相模原に勝ったザスパはJ1チームの柏レイソルと戦う権利をゲットしました。
柏レイソルといえば最近J1でも好成績を残せているとは言い難く、ネルシーニョ監督交代のあった昨季も17位と成績は振るいませんでしたが、今年は8節終了時で8位につけるなど上位進出を狙える位置にいます。
ザスパ対レイソルといえば私が初めてザスパの試合を観た対戦相手で、ザスパとの縁でいえば江坂選手や瀬川選手が直近では所属しており、細貝選手はタイに渡る前の元所属クラブ、城和選手はレイソルユース出身ということでJ1チームのなかでは馴染みのあるクラブと言えるのではないでしょうか。
(個人的に馴染みの少ないクラブはサンフレッチェ広島とかです)
リーグ戦の調子はご存じの通りで残留が目下の目標となってしまっていることは揺るぎのない事実のため、個人的にザスパにとってはいかにリーグ戦(長崎戦)に選手を温存できるかとリーグ戦で活躍できそうな選手を実践で洗い出すことが今試合の目的だと思いました。
前回の相模原戦ではうまくターンオーバーができず、その後のリーグ戦でも身体が重そうであったことは記憶に新しいですが、そんな今試合のメンバーはご覧の通りです。

甲府戦から連続スタメンとなったのは田頭選手のみですが、前節前半で交代となってしまっていることもありスタメンに関してはフルターンオーバーといっても差支えなかったのかなと思います。ここまでやるからには完全にリーグ戦1本に絞った(=危機感)と見て良いと思い、この試合は勝ち負けよりもいかにリーグ戦に繋げるかが目的になったと思います。
注目は何を隠そうザスパデビューかつスタメンデビューとなる中野選手ではないでしょうか。相模原戦ではベンチにも入らなかった中野選手ですが、まだプロになって間もないという判断からだと思っていましたし、今のCB事情を考えると相手が相手であれ一度見ておきたいという気持ちはフロント含めサポーターも思っていたところではないでしょうか。まだ高卒1年目ということで線の細さが特に際立っていましたが、アピールポイントである足元がどれほどのものかワクワクでした。
またベンチに入った小野関選手はシーズン開始前のトレーニング動画で動きが良さそうでしたのでここも注目ポイントでした。

ちなみにこの試合私は現地に行けなかったので、prime videoにてリアルタイム観戦しました。

そして結果はご覧の通り。

前半からアクセル全開気味に入ったザスパですが、前半で3失点を喫してしまい甲府戦同様後半終盤で佐藤選手の意地のミドルが決まったものの1-3の敗戦でした。失点シーンは今年よくある失点パターンだなという感じでしtが、相手の技術力の差を痛感した試合でもありました。ボールを奪ってから縦の推進力や裏を狙うポイントフィニッシュと、相手もだいぶターンオーバーをしてきたはずなのですが、やはりそこはJ1チームの柏レイソルでした。

■リーグ戦に向けての位置づけ
この試合は勝ちにいくことよりもリーグ戦に繋げていきたいという意図が見えたメンバーでしたが、皆さんの目にはどう映ったのか気になりました。個人的に永長選手はキッカーもできることから切り札的にリーグ戦でも見たいなと思いました。ただ現状リーグ戦の後半から出場となると劣勢であることが多く、ピッチにいてもだいぶ低い位置をとらざるを得ない時間が長いので彼の良さである仕掛けが活きないのが悩みどころです。また低い位置で仕掛けてボールを獲られてしまうと逆にピンチになりかねないので、前半から出るのが今は合ってるという考え方もあると思います。また、もっとSBとのコンビネーションが増えると彼自身の負担も減ってくると思うので、リーグ戦では誰と組むか(大畑選手ではなく田頭選手や川上選手が理想)も大事になってくるなと思いました。
また、中野選手は守備はまだまだ課題が多く残りましたが、自己PRの通り足元があることは見せつけてくれたと思います。最後尾から低くて速いフィードでの展開や、佐藤選手の得点にも繋がった縦に付けるパスはこの試合でも何度か見られました。まだ高卒1年目ということもあり経験で得られる部分はこれからの伸びしろだと思いますが、普段のトレーニングや練習試合から徐々に慣れていき、守備も磨いて是非リーグ戦でも見たいです。最近ではJ2でも強力な外国人FWを抱えるチームが多くなっているので、1vs1やハイボールといったフィジカル&駆け引き部分の成長に期待です。

■一方高澤選手と佐川選手は…
一時期はリーグ戦でスタメンを張った2人ではありましたが、今は控えに回っています。2人のスキルが決定的に足りないということはないのですが、今の戦術にハマっていないのかイマイチ輝ききれず、この試合でもゴールネットを揺らすことができませんでした。特に佐川選手は1トップとしてボールの競り合いや収めるタスクを任されることが多いのですが、J1J2の屈強なDF陣との真っ向勝負では勝ちきれないことも多く、苦戦している印象です。彼は見た目こそゴリゴリのポストプレイヤーっぽく見えますが、それ以上に足元が上手いので相手を背負うプレーよりは、足元にワンタッチでパスを出せるボールを欲しがっているのかなと感じました。(ターゲットマンっぽくはない)

次はVファーレン長崎戦です。先週まで雨予報だった天気も雨は降らずに少し暑くなりそうです。直近の試合を見てポジティブになれというのが難しい話で、キツい試合になることは間違いないですが、私は好きなザスパを引き続き応援します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?