ザスパ群馬 監督交代

こんにちは。
GWに入ってプライべ―トな用事を挟みながら、気が付けばこのタイミングでの更新となってしまいました。

タイトルで書いた件は一度置いておきまして、GWは草津温泉に行ってきました。3泊4日の個人的最長滞在日数でカレンダー通りの休みとなりましたが、つかの間の連休を楽しませていただきました。このタイミングで草津に行くことに個人的な意味合いはなかったのですが、なんだか意味深なGWになってしまいました。
湯畑は散歩がてら計3回ほど行きました。お昼過ぎと夜では観光客で溢れかえっており、湯もみの見学もチケット購入者で長蛇の列ができていました。GW直前にテレビでやっていた外国人が選ぶ日本の温泉地ランキングで1位となった草津温泉ですが、私が見る限りはやはり外国人よりも日本人旅行者が圧倒的に多かったです。インバウンド需要を見込んだビジネスは外的環境(為替、コロナ等)に影響されやすいので、きちんと国内需要があるビジネスは長期視点で見ると間違いないですし、国内需要=国外需要の流れが必ずあるので、群馬の田舎にある草津温泉から群馬が観光地として国内、国外から目を向けられていることは非常に喜ばしいです。

さて、ザスパ絡みで言いますと、更新できなかった期間は清水戦を現地観戦、藤枝戦仙台戦はDAZN観戦となりました。どちらも現地に行くチャンスは十分にあったのですが仕事とプライベートの折り合いが上手く合わず、どちらも初アウェイ観戦の機を逃してしまいました。(この点非常に後悔です)

現地で見ていた清水戦の話をしますと、ここまでのザスパが凝縮されていた90分だなと思いました。戦術的な課題やそれを打破する1つの方法になる可能性のある選手層それらの全てがあの1試合に現れていたと思います。試合開始早々の北川選手の負傷によってゲームプランが崩れてしまった部分はもちろんあると思いましたが、それでも北川選手があのあと試合に出続けられたとして、画期的に何かが変わった印象も受けませんでした。
興行的な視点で見ると、前ホーム戦でも導入されていたキッズ向けのスペースの取り組みは非常に良いなと思いました。私もほとんどの試合で幼児を連れて観戦するのですが、あのスペースがあることで私自身が集中して試合を見ることができる点と、テント式で屋根があるため子供が長時間外にいても暑さと日差しを避けながら、そして靴を脱ぎながら試合観戦ができるため、子連れ観客にとっては非常にありがたい取り組みでした。いつもパートナーに試合中の子供の相手を任せているのですが、女性的にもきっと日差しを避けられることは良い選択肢なのではないでしょうか。
また、多くの清水サポーターが現地に駆けつけてくれたおかげで、今季初めての5,000人超えの試合となりました。やはり7,000人ほどお客さんが入ってくれるとサッカーの試合としての見栄えも大変よくなりますし、例え試合内容が思うようにいかなかったとしても休日の過ごし方の1つとしての雰囲気は十分に出せると改めて感じました。

大槻監督→長澤監督

さて、今回タイトルにも書いた監督交代について触れたいと思います。
今季ここまで色々とありましたが、1つ大槻監督との契約解除という節目を迎えることとなりました。0-3での敗戦となった5/6(月)付で契約解除、クラブからの発表は5/8(水)でした。
この監督人事について個人的な意見はありません。全ては勝負の世界なのでシーズン途中での監督交代はJリーグ通じても複数チーム出てきますし、現に水戸や岩手といったチームでも同時期での監督交代という事態になっています。
ただ1つ私が言いたいことがあるとすれば監督交代をするまでの経緯です。あくまでもクラブとしての決断として最終的に監督を交代するというアクションになりました。ただ、このアクションに至るまでサポーターが多数意見しています。その前には対話を望んだとしてサポーターが居残りバスを囲むということまでしています。果たしてこれは正しい行動なのでしょうか…?
何度も書いていますが、クラブというのは1つの会社でそこに雇用関係があって成り立っています。監督はその1つの会社と契約を結んで監督業というものに従事しています。では、そのなかでサポーターはどのような立場になるのでしょうか。
興行の多くはもちろんお客さんがいないと成り立たないビジネスですが、
ザスパは売上構成として約8億の売上のうち3.6億円がスポンサー収入です。ちなみに水戸は売上11億円に対してスポンサー収入(広告収入)が5.7億円超で、入場料収入1億円、グッズ販売収入1億円という内訳になっており、お客様がいないと成り立たないビジネスでありながらもスポンサー収入というベースがありきのビジネスとなっています。こういう視点でみると本来であればサポーターよりもスポンサーの声が大きくなるべきなのですが、SNSが発達した今なぜかサポーターの声のほうが大きく見えてしまいます。そして、お客さんから見えるサポーターの声が民意となってしまう傾向があり、なぜかサポーターが大きな力を持ってしまいます。
サポーターがクラブに要望を出すのは自由です。試合後にはメルマガでアンケートフォームが送られてきている通りクラブ側も一定の趣旨でのサポーターの声を求めているのは事実だと思います。ただそれがクラブ内人事まで及ぶものなのかどうかはもう一度考えたほうが良いと思います。
これはJリーグの良いところでもあり悪いところでもあると思うのですが、お客さんの声が届かないといけない環境が整備され過ぎていると思います。もちろん裏を返すとサポーターの熱量や地域密着という話になるのかもしれませんが、悪いほうに舵が切られたときの悪影響力は非常に大きいです。
冒頭でクラブが1つの会社という話をしましたが、例えば好きなお菓子のクオリティが下がったときに、その会社に対して更に人事に対して口を出すおお客さんはいないと思います。ただ、私は1つのお菓子を売っている買っているの関係性と同じだと思っており、その買っている側の熱力がそういったサービスと違うだけど、本質は同じなのではないかと…。

色々書きましたが、監督が変わっても変わらなくてもまたザスパを応援することに変わりはありません。

今回は成績不振を理由に監督が変わりましたが、プレーしているのは選手なので、私は監督を非難するのであれば選手も同様に非難されるべきだと思うのですが何故か非難されるのは監督、強化部長、社長というところが上手く消化できません。(私は監督を非難しないので選手を非難することもしませんが)

最後に大槻監督には本当に感謝しかありません。何と言われようと昨季の途中までPO争いに入れていたことや、勝ったときの喜びをたくさん私に与えてくれたのは紛れもなく大槻ザスパでした。
どれだけ今年が厳しくてもその功績は私のなかで消えることはありません。
またいつかザスパでというのは高望みなのかもしれませんが、私はあのザスパでJ1の夢をもう一度見たかったです。

今週土曜日にはいわき戦が控えています。怪我人の選手もそろそろ試合に出られる準備をし始めていると思うので、そういった人選も楽しみに残り5日間を乗り切ります。

どうかキッズスペースがいわき戦でも開催されますように!

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