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安倍晋三元総理の国葬儀一般献花に行ってきました。

私は地方住みなので国葬儀、一般献花が行われる東京は近くはないのですが、敬愛してやまない安倍総理へのこれまでの感謝の気持ちを表したい、歴史に残る偉大な功績を遺された安倍さん、その国葬儀の一般献花に行けるのならば行きたいと強く思い行くことを決めました。
アレな人達が一つ覚えかのように言っている旧統一教会の信者でもなんでもありません。ただ安倍さんが大好きなだけの安倍ロスの日本人女性です。

一般献花の概要が発表されたときは最寄り駅は半蔵門駅ということでした。

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※内閣府発表の国葬儀一般献花概要資料より。

ところが当日、一般献花はもう始まっている頃、東京に向かっている途中でツイッターで情報を調べてみると半蔵門駅で降りないほうがいいとツイートされている人も。検索するたびに変わる一般献花の列の最寄り駅に関する情報。東京に着いた頃に見た最新情報では一般献花の列の最後尾は、半蔵門駅麹町駅はとうに過ぎ、今は四ツ谷駅のほうまで伸びている。降りるなら四ツ谷駅という複数の方々のツイートがあり、向かう駅は四ツ谷駅に決めました。四ツ谷駅に着いたのは午後1時くらい。一般献花台方面の出口から出たのですが、列はすでに四ツ谷駅をはるかに過ぎていて、逆の出口から出たほうが正解でした。最後尾を目指して、私も他の人達と同じく列を逆に歩き出しましたが最後尾がまったく見えない。これであってるのかもわからないので途中にたくさんいる警察官の方に確認すると最後尾はこの先で間違いないとのことなのでさらに歩き、やっと最後尾の案内看板を持った係の方に出会えたのは四ツ谷駅から400mくらい離れたところでした。その辺りは愛知県警の方々が警備にあたられていました。マスコミもたくさん。あの朝日新聞の記者も。不機嫌そうな表情に見えました。列の中から「朝日新聞だ。よく来れるな」という声が聞こえましたが私もその通りだと思いました。

瞬く間に列は伸びていきます。ツイッターの方々の情報提供にとても助けられたので、私も今の最後尾はどのあたりなのか、目安になる建物をツイートしました。

信じられないくらいのこんなに多くの人々が安倍さんへの献花のために並んでいる。カラフルな髪の若い子たちからお年寄りまで千差万別いろんな方々で長蛇の列が出来ている。それだけで感動で涙が出ました。

それから四ツ谷駅のところにまで戻ってくるのに30分かかりました。
並び始めて1時間経った午後2時にいた場所は四ツ谷駅と麹町駅の中間ほどです。2時は日本武道館で国葬儀が始まる時間です。当初の私は、安倍さんの御遺骨が昭恵夫人と日本武道館に到着されたときに自衛隊による19発の弔砲が実施されるとのことだったので、1時位に半蔵門駅に到着して並べば2時位には千鳥ヶ淵緑道で並んでて弔砲の音が聞こえるといいなと思っていたのですが実際は麹町にいました。弔砲はまったく聞こえませんでしたが黙祷しました。


その辺りで、新宿通りを挟んで向かいの歩道にも献花の列と思われる長い長い行列があることに気付きました。

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え、向こうも花を手にして並んでいるから献花の列だ。あちらは一般献花台方面とは真逆の四ツ谷駅方面に向かってるんだけどなんで?まさか私達も折り返してまた四ツ谷駅方面に戻るの?などとざわざわしておりましたが、麹町駅や半蔵門駅からの列なのかなと思いました。列は一本ではなく複数あることはこのときになんとなくわかりました。

麹町駅にまで来たのは午後2時半頃。
ここまで来る間も、花束を手に列の最後尾を目指して歩いていらっしゃるたくさんの方々とすれ違いました。

その中にはご高齢の方も何人もいらっしゃってそのたびに胸が痛みました。

だって今も延々と伸び続けているであろうどこにあるのかわからない最後尾を目指し、そこからさらに献花台まで並ぶのは相当に困難で大変なことです。何か良い方法は無かったのでしょうか。あのお年寄りの皆様も献花出来たのか気がかりです。

午後3時頃にようやく半蔵門駅の辺りにまで来ました。ここまでで既に2時間並んでいます。一般献花台のある九段坂公園にいつ着くのかはまったくわからない状況です。

半蔵門駅のところで列は新宿通りを離れ左に曲がりました。一般献花台のある九段坂公園に近づいてるかなって思うじゃないですか。その思いはこれから何度もくじかれます笑
そこから、千鳥ヶ淵緑道(一般献花台への手前の道)に近づいては離れ、近づいては離れ、の折り返しが続きます。でも誰も怒ったりなどしていません。粛々と並んでいました。

一般献花のために並んでいる長蛇の列の様子を女性アナウンサーらしき方がレポートするテレビの収録(おそらくニュース番組)みたいなのもやってましたがあれは放送されたのでしょうかね?テレ朝っぽかった気がします。

列を作っていた通り沿いにあるお花屋さんは軒並完売の札が上がっていました。実はそのちょっと先にあるコンビニ(墓苑入口交差点近く)にはまだたくさんあったのですが。(仏花を大量入荷していたそうです)列を作っていた道からほんの少しだけ離れていたせいかもしれません。

私は地元で前日に購入した花束を持っていっていました。

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折り返しの列

このはるか向こうに続く列を折り返してまた戻ってくるのかと思ったら笑ってしまいました。左側が私が並んでいる列で、右側がこちらに折り返してきている方々の列です。

実はこの道路を真っすぐ進んだ先にあるのが、目指す千鳥ヶ淵緑道の入口である墓苑入口交差点です。


そんな折り返しの連続も乗り越え、やっと墓苑入口交差点にまで来ました!

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墓苑入口交差点

と思ったらここからまた右に曲がって遠ざかります笑
時間は午後4時過ぎです。並び始めて3時間が経っていました。この並んでいるときはいつ献花出来るのか見当もついていませんでした。

右に曲がり進んだ通りにはイギリス大使館があります。エリザベス女王への献花があるのも見えました。

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イギリス大使館

また、安倍元総理国葬儀のためであろう半旗を掲げてくださっていました。

イギリス大使館を通り過ぎまだまだ歩き続け、一番最初に歩いていた新宿通りに突き当たると、斜め前方にも長い列が見えました。

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どうやらまた別の列があったようで、私達は内堀通りを横断してそこと合流することがわかりました。ディズニーランドのファストパス列とスタンバイ列の合流のようなやり方でした。

そこまでは2列で並んで子供達の遠足のように歩いていたのですが(歩いている距離も遠足並みです)合流後はもうホーンテッドマンションの部屋に入ったみたいな感じでバラバラになりました。ここが千鳥ヶ淵公園だそうです。お堀沿いにサクサク進みいよいよ千鳥ヶ淵緑道へ。そこにいた係の男性が「折り返しはもうないので安心してください」とアナウンスしていました笑

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墓苑入口交差点から千鳥ヶ淵緑道に入ります。

並んでいる間中、マスコミのものであろうヘリコプターがばんばん飛んでいました。

千鳥ヶ淵緑道にやっと入ることが出来てしばらく進むと手荷物検査場が見えてきました。ペットボトル等の飲み物を持っている方は一口飲んでいただきますというアナウンスがされていました。私は持参していた500mlのペットボトル1本を既に飲み干していたので手荷物検査場の警察官の方にバッグの中身を見せただけですぐに終わりました。

そこからは献花台はもうすぐです。

献花台までの途中いくつかベンチもあり、献花前にそこで休んでいる方々もいらっしゃいました。献花が終わったらここにはもう戻れないです。

私も休んでいこうかなと一瞬考えましたが足が止まらずずんずん進みました。

前方に、ついに献花台がある白いテントの後ろ側が見えてきました。

左側にはたくさんのマスコミのカメラ、右に献花台があるテント。

マスコミの前を通り、回り込む形で献花台の前に行くとそこには安倍さんの優しい笑顔のご遺影が。ほっとしました。

手前と奥に2台、同じ献花台があり、私は奥の方がすいているのかなと思い奥にいったらそっちのほうが混んでいました。激混みです。

でも一方通行なので戻るわけにもいきません。

私が献花する番が来ました。

見上げると安倍さんの笑顔。

心を込めて献花をし、これまでのたくさんの感謝の想いを込めてお祈りしました。

御遺骨が日本武道館にいらっしゃる時だったので、すぐ近くの九段坂公園で献花出来たのも感無量です。

その場にずっといたかったですがそうもいきません。名残惜しいですがその場を去りました。

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安倍さん、ありがとう。ずっと大好きです。


出口は靖国神社に向かう一方だけでした。

靖国神社に着いて時計を見ると午後5時少し前。

最初、四ツ谷駅に着いたのが午後1時くらい。

まるまる4時間ですね。

以上が私の一般献花までの道のりです。

線で辿ってみました。

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私のおじいちゃんも祀られている靖国神社に参拝して帰宅の途につきました。

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当然ながら、国葬儀場である日本武道館には近づけませんでしたが、向かいの歩道から写真を撮りました。右側が一般献花台がある九段坂公園です。


マスコミは国葬反対派の方が大多数だと言いますが私は信じられません。一般献花の信じられないほどの長蛇の列もその根拠ですが、黙祷に合わせて大きな音をたてて妨害しようなどという心持ちの人達と意志を同じくする人達が、私達の故郷である日本の大多数だとも到底思えません。

マスコミも自分達の主張に合わせて嘘をつくこともあるし、何が真実なのかは事実をもって判断していただきたいなと、この私の稚拙な文章も、いろんな人達がいた中のひとつのお話だと思っていただけると嬉しいです。

最後に。安倍さんが亡くなられてからも毎日心無い言葉を平気で投げつける人達に心を痛めていましたが、一般献花の長蛇の列に並んでいる方々に本当に救われました。皆様ありがとうございました。

お読みいただきありがとうございました。