#2 なぜ協会登録しないのか

今日は「なぜ協会登録しないのか?」についてお伝えしたいと思います。

結論から言いますと、「一度協会登録のチームを立ち上げて失敗しているから」です。その経験からSMILOOPは登録しないで活動しています。

経緯は以下のとおりです。
前回お話したように25歳からミニバスの世界に足を踏み入れ、翌年には松阪のクラブに所属しながら明和町の夏休みミニバス教室の講師をすることになり、明和町での活動が始まりました。 そこに参加してくれていた子たちを中心に27歳のときに松阪のクラブを卒業し、明和町で「AIRJAM」というクラブを立ち上げました。 そしてAIRJAMはJBA登録し、活動していました。
2,3年経つと男女ともそこそこ強くなり、県大会へも出場するようになりました。
「もっと勝ちたい!上を目指したい!」という気持ちが保護者さんも当時の他のコーチも強くなり、週3回の練習に毎回来れない子も来れるように言ってほしいと要望される事態となりました。
僕の考えは、SMILOOPと同じように気軽にバスケを始められるようにしたいという思いだったので、そこまで無理は言えないと伝えましたが、そのころからだんだん他のコーチと考え方が食い違うようになっていきました。

また当時、長女が生まれて間もないころで、練習に行けても終わる少し前くらいで、「練習に来れないなら育児に専念してほしい」と言ってくれていて、僕が練習を休んでいる間、他のコーチが僕に代わって運営をしてくれていました。

しかし、僕がいないところでいろいろ決まっていくなかで、毎回練習に来れない子たちが結果としてたくさんチームをやめていくことになりました。 僕としては本意ではなかったし、その後も県協会を巻き込み、新たな大きな問題も発生してしまい、たくさんの関係者に迷惑をかけてしまう事態になりました。
その後、立て直しを図りましたが、やはり方向性は修正できないとのことで、結果、僕がAIRJAMを去ることになりました。
今から10年くらい前の話です。

それ以外でも協会登録していると年に何回も大会等運営のために自分のチームの子どもたちを置いて行かなくてはいけなかったり、到底1人では仕事をもちながらチーム運営できないと判断したために、もう一度チームを立ち上げたときは協会登録しないでおこうと考えるようになりました。

その後、2015年ころから今のミニミニバスケを始め、そこに集まった子たち小学1年生10数人でスクールからコーチを再開し、2017年からSMILOOPとしてチーム活動を始めることになりました。

2023年の今も協会登録はしていません。
逆に協会登録するチームが激減する中、協会登録していないと試合が少ないということにならないように2022年からBIG SMILE LEAGUEを立ち上げ、目標になる大会を未登録チームの皆さんの協力を得て創りました。

協会登録しないと「全国大会が目指せない!」「選抜選手になれない!」と言われることがあります。全国大会を目指すことや選抜選手を目指すことは自由ですし、そこから得られることもあると思います。
しかし、全国大会へ出るチームは週5~6回練習するチームが多いように思います。僕としては、小学生からそこまでする必要が本当にあるのかな?と考えていますし、それは中学以降でも目指せるので、小学生のときは、バスケを楽しみ、バスケ以外の時間(他の習い事や家族との時間など)を大事にしてほしいと考えています。

だからといって、勝てなくていいとは全く思っていませんし、勝ちたいです!そしてそのためにコーチ陣一丸となって指導しています。
将来的には協会登録していなくても県1位に勝ちたいなってコーチミーティングのときによく話し合っています!

なお、AIRJAMの話はすでに終わっている話で、当時の関係者を批判するものでは決してありませんので皆さんの中にだけで留めておいてください。

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