目的と手段。

昔から「目的を意識しろ。」と言われてきた。

目的を考えることによって、様々な手段が考えられるし、合理的・効率的に行動できると。


その割に、目的が与えられないことは多い。例えば、会社から与えられた訪問件数ノルマ。


当たり前すぎて言う必要がないのかもしれないが、訪問することは「手段」であり、「目的」は売上・利益を上げることだ。


ただ、単純な訪問件数ノルマを与えるだけでは、ノルマをクリアすることが目的となりがちである。つまり「手段の目的化」が起こりがちだ。


なので、意識的に「これは何のために?」という問いかけが重要になってくる。


まだ新人時代、この意識を徹底するため「何のために?」を常に考えていた。

ただ、言い方を間違えた。

先輩に「おーい、ペンとって。」と言われた時、「なぜでしょうか?」と答えた。

いや、シンプルに「何のために必要なのか?」を聞きたかっただけなのだ。

だって目的に合わせてシャーペンなのかボールペンなのか、筆ペンなのか判断したかっただけなんだよ。


すると先輩は「お前なめてんの?」と笑いながらキレていた。

体育会系の先輩は「はい!」以外は認めない。


それ以降は

「あの、ちなみに何用に使うとかあったりします?いや、要望にちゃんと答えたいので。。」

と随分まどろっこしい言い方になった。


言い方は大事だ。

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