見出し画像

落ちていた『蝉』

今朝ゴミ出しの時道路に一匹の油蝉が仰向けになって横たわっていた。
拾い上げてみると指に絡みついてきた。まだ生きていた。
飛ばそうと放つとそのまま地面に落下。2度3度。
仕方なしに近くの庭の藪に向かって放った。しかしそのまま落ちてしまった。命尽きる寸前なのであろう。この時期時折そんな蝉を見かけるので不思議ではないが少しばかり切なく思える。
蝉は地中に数年間。羽化して数日で死ぬ。その間力強く精一杯鳴くが短い命だ。
昨日彦根の歌手仲間堀絵依子さんから共通の知人村木しづさんが他界されたとの知らせ。
彦根に『マンモススナックほんまる』と言うお店があった。
そのお店のご主人奥さん息子さんに大変お世話になった。
この2年ほどの間にご主人と息子さんが亡くなり、人工透析などの治療をうけていた奥さんしづさんがお盆明けまもない一昨日逝去されたという。
私より年長者だが享年はさてお幾つだったか。四月にお会いしたばかりであった。それが最後とは想像もしなかった。
『蝉』の命は一週間ほど『人の命』はそれよりはるかに『長い』。されど『命は誠に儚し』。
彦根の名物店『マンモススナック』は今年春に店じまいされたと聞いていた。昨年師走に伺ったのが最後だった。
たった三人だけの家族が三人とも亡くなってしまい小人数の縁者が『家族葬』を執り行うとのこと。今日が『葬儀告別式』らしい。
盆明け間もない『他界』は『新盆』が一年先ということか?
ご冥福祈り上げるばかりだ。合掌。
お世話になりました感謝。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?