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「水」に関する故事・諺クイズ10レンチャン!
何ですかこのイラスト?
ダウンロードはこちら(いらすとや公式)からできます。
それはさておいて、故事・諺の勉強を始めましょう!(全10問+おまけ)
問. 次の故事成語・諺の【】内のカタカナを漢字に改めよ。
1. 【カゴ】で水を汲む
2. 河童に【スイレン】
3. 【スイカ】の争い
4. 【テットウ】水を漏らさず
5. 湯の【ジギ】は水になる
6. 渇しても【トウセン】の水を飲まず
7. 水 致(いた)りて【キョ】成る
8. 水は【ホウエン】の器に随う
9. 【シンスイ】の労
10. 【スミズ】を突く
おまけ
11. 【エイスイ】に耳を洗う (※漢検配当外)
下にスクロールすると解答解説に移ります。
解答解説
正解はこちら!
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10レンチャンできましたか?漢検準一級の受検を考えている人は7問目までは必ず押さえましょうね。
1. 籠で水を汲む
苦労しても効果のないことのたとえ。
籠で水を汲んでも、編み目から水が漏れて溜まらないことから。
「笊(ざる)に水」とも言いますね。
2. 河童に水練
ある分野に精通している人に対して、その分野のことを教えようとする愚かさのたとえ。
「水練」は、泳ぎの練習のこと。
泳ぎが得意である河童に泳ぎを教えることは見当違いであるとの意から。
「釈迦に説法」「孔子に論語」「猿に木登り」とも言いますね。
水練といえば「畑(はたけ)水練」「畳(たたみ)水練」も押さえておきたいです。
3. 水火の争い
水と火のように正反対の性質を持っていたり相容れない立場にあったりして、仲の悪い者同士の争いをたとえた言葉。
本番で「西瓜」なんて書かないように気を付けましょう🍉
「争い」「相容れず」とあれば対になる2文字を書くのが良いと思います。
4. 鉄桶水を漏らさず
その場の防衛や人の団結などがしっかりとしていて、付け入る隙が少しもないこと。
鉄の桶からは少しの水も漏れないということから。
5. 湯の辞儀は水になる
遠慮もほどほどにしないと、かえって失礼になるということ。
「辞儀」は遠慮のこと。
湯を勧められた時、遠慮してぐずぐずしていると、湯が冷めて水になることから。
「お辞儀」のジギですね。
6. 渇しても盗泉の水を飲まず
どんなに困っていても、断じて不正には手を出さないというたとえ。
「盗泉」は、中国山東省にある泉の名。孔子はのどが渇いていても、その名を嫌って泉の水を飲まなかったという故事から。
盗泉って固有名詞だったんですね。
7. 水致りて渠成る
学問を究めれば自然に徳が備わってくるということ。また、時期が来ればものごとは自然に成就するということ。
「渠」は溝のことで、水が流れれば自然に溝ができるとの意から。
「暗渠」のキョですね。渠はかれ(=彼)とも読みます。
8. 水は方円の器に随う
人は交友関係や環境しだいで、良くも悪くもなるというたとえ。
「方円」は四角形と円形のこと。水は容器の形によって四角にも丸くもなるということから。
名監督・野村克也さんがよく使っていた言葉ですね。
9. 薪水の労
炊事などの労働。転じて、人のために骨身を惜しまず働くこと。
薪を採り水を汲む苦労の意から。
10. 角水(すみず)を突く
細かく調べること。または、些細なことを取り上げて責め立てること。
「角水」は大工道具の一つで、水平の度合いを測る道具。
角水を用いて正確に測るとの意から。
11. 潁水(えいすい)に耳を洗う
世俗的な立身出世を避け、高潔な心でいることのたとえ。
中国古代、尭(ぎょう)から帝位を譲りたいといわれた隠士の許由(きょゆう)が、汚れた話を聞いたといって耳を洗い清めたという故事から。
「耳を洗う」「流れに耳を洗う」「耳を滌(すす)ぐ」ともいう。
「潁水」は中国にある川である「潁河」のかつての呼び方なんだって。
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