ウザいパニック発作の話

パニック発作、ただただウザいという話で書いてみます。

私の発作の初発は記憶にある限りで9歳。
長期での家族旅行中の最終日、車内で起きました。

次にひどい発作が起きたのは、11歳で行った合宿の朝食前。

小学校高学年のこの頃から、数ヶ月に一回、朝発作で目が覚めたり。
クラブの朝練習の時にも、一度大きな発作があり、それ以降朝練習にはあまり行かなくなりました。

高校では通学路である特定の場所に漂っている匂いや、朝の電車に人が多い時や、小さめの発作のようなものはありました。

私にとって、数ヶ月に一回くらい大きいのが起きる、体のリズムくらいに思っていましたが、大学に入って状況がすごく変わりました。

大学2年の講義でパニック発作をちゃんと知ったタイミングで、これはちゃんとした病気なんだと知りました。よくもまあ、10年も放置したものです。
そのつけが、あまりに大きい。

大学で部活に入って、1年の終わり頃に、パニック発作は週に3〜4回に激増。
決まって部活に行くタイミングでの発作だったので、部活から逃げがちになりました。典型的な逃避行動です。いま、障害の理解が深まって、やっとこういう説明ができるようになりました。

結局部活も辞めました。それまで17年やってきたスポーツを、あっけなく。

先述した逃避行動が、今の自分の首を締め続けています。
以下のようなことを、今に至るまで、そして今でも意図せずとも避けている気がします。
・人とご飯を食べること
・お酒を飲むこと
・旅行に行くこと
・大人数で会話をすること
・人の多い行事に参加すること
・責任の重い仕事をすること
・人と恋愛をすること

諸々避けてきた結果、1人で過ごすことがなにより楽しいことになりました。
そして、上に並べたようなことが、ほとんど出来なくなりました。

通院したら良くなる、というわけではない病気です。
精神科領域の治療では、積極的治療という言葉で説明するような、患者のモチベーションが強くが求められます。が、精神病患者にそんなものはほぼありません。
周囲の助けが必要です。助けをもらっても、患者はすぐに逃避行動を言い訳に出してきます。それに根気強く一緒に頑張ってくれる人がいてくれればいいですけどね。
初診の段階で、「完治することはない」と言われたところで、ほぼ諦めモードになりました。現在は通院も投薬もやめて、自分が大丈夫だと思える環境で、無欲に生きています。

家庭内暴力だとか、いじめだとか、ゲイだとか、そういうのも相まって、マジで人間大嫌いなので、マジレスで関わってくるのとかはやめてください。

前向きじゃない人は淘汰される時代です。
私のような人間そのものを世論が否定する時代です。

アメリカの式典で、ウィル•スミスが、ウィルの妻に対する差別発言をした司会者を引っ叩く事件がありましたが、アメリカ国内では6割がウィルをネットで叩き、日本では9割が司会者を叩いたそうです。多様性を認める人間が素晴らしいという日本人の感覚にも、すこし疑問を持ちます。

嫌いなものは嫌い。
私は、前向きな人間からすると目を当てたくないかもしれなけど、なぜか存在してます。それが多様性です。
私はそういう人たちに、見ないフリはさせたくない。そう思って、汚くてぐちゃぐちゃした思いをぶちまけ続けます。

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