少年社中 DROP 観劇まとめ


少年社中のDROPを思うがままにつらつらとネタバレありで感想。内容はない。本当「明日」ってなんなんだろうね

小説家
娘が死んでしまって(殺された?)病んでしまった人。明日が欲しいと思う反面、いらないと思っている人。
未央さんの小説家は、本来は明るくてよく話をするような人。悲しい時も本音を内に溜め込んでしまうから、「肯定しないで」の時も無理矢理笑ってる。だから、愛してる人の引き止め方が下手くそな、裸の王様みたいになってしまう。
えりさんの小説家は、大事なところで素直になれない言わなくても分かってよ!という女性。辛い時は辛いって表すし、分かってくれないオービットにイライラしちゃう。でも、彼の事が大好きで。行かないで、苦しいから助けて欲しい、わたしをここから出して欲しいと願う相手も彼。

マンホールは多分彼女の感情の入り口。そこにこもって迷宮に入るのは自分の殻に閉じこもるって事なのかなと。
小説の中の迷宮は彼女の感情の中なのかなと。心を病んだ彼女から見えていた彼(オービット)に卵を5つ集めて、女王(小説家=私)を救って欲しかった。だから、ボウルが卵を5つ集めて女王に会ったとき、「お前が来るとは思わなかった。」

多分、ボウル=編集者。彼女も小説家に対する愛からどこかがおかしくなってしまったんだと思う。だから、「遊んじゃダメ」と言ってきた小説家の母親を殺した。彼女は明日が来なくてよかったんだと思う。そして、小説家が記憶を思い出してしまうのが怖かった。
捨てられたのに忘れられない、小説家が愛しているオービットが憎かった。
良子さんの編集者は、小説家の愛が欲しくて、無理矢理手に入れたのに、自信がなく不安しかないような人。だから、冒頭のシーンいつも不安そうに近づいてた。怖いから、不安でたまらないから、終始不穏な感じ。
ちえさんの編集者は、なるべく普通に、今までのことなんて無かったことにしているような感じ。ちょっとサイコパスみを感じた。

ボウルは、小説家が忘れていた編集者の悪の部分だと思う。だから、思い出した後に罪の懺悔をする(お母さんを殺した)案外、あっさり自殺するのは、どうでもよかったから。オービットが私を救ってくれるラストじゃなきゃ意味がない。けど、どうせ私を救ってなんてくれないという、女王とオービットのラストに繋がる。

安西くんのボウルは障害を抱えた、悪を悪として認識していないんじゃないかという印象。とにかく表情、虚な目の感じ、大きい音に敏感に反応したり、とにかく芸が細かい。大好き。
ありそさんのボウルは掴みどころない、ありそさんらしいボウル。何を考えているのかよくわからないし、何がしたいのかもわからない。謎。

燈くんのオービットは大事なことを話さないし、相談しないでこちらも内に秘めるタイプ。小説家を心配するんだけど、どうしていいか分からない、勝手にあれこれ考えてダメな方を選ぶ男。やり直そうって時も、小説家がやり直せないよ!という言葉にすぐごめんってなる男。だめな男だと思うけどでも、めっちゃかっこいいんですよねー。好きだわー笑

井俣さんのオービットはそこそこえりさん小説家と共にしてきた時間長めな。小説家を大事にしたいからこそ、悲しませてしまう自分は彼女を支えられないと引く男。真面目に働いてきた刑事って感じ。セリフは燈オービットと一緒なはずなんだけど印象がすごい違かった。
井俣さんがバリバリの2枚目のイメージあんまりなかったから、渋くて、ダンディでめちゃくちゃかっこいい。イケおじ。

バッドマンは、燈バットマンは女王を仰せのままにと見守る感じ(どこまでも一緒に落ちていきます的な)、井俣バットマンはこうして欲しいと導きたい印象でした。井俣バットマン最後の迷宮に鍵かけてのとこ、抜け出して欲しいというのが伝わるというか、何か言いたげなんだよね。冒頭のシーンはさすがたいらどん。という感じ。メイクもああいうの大好物です。

ゴットマンは自分の中の心の病んだ部分なのかなと。デッドガールが原因で、グッドマンがゴットマン(獣)になったし、卵(=明日)を奪う存在。割れたものはもう戻らない。

デッドガールは、2人で印象どころか年齢設定も違う感じがした。萌咲ちゃんは割と幼めで可愛らしい。ラストはお母さん大好きだから、幸せになって欲しいから忘れて!っていうのが伝わってくるような「忘れて」だったな。
舞ちゃんは自分の置かれた立場が理解できてるお年って感じだった。初っ端からの闇感が素晴らしい。だからこそ、ラストも落ち着いた感じだった。どっちも違って、どっちもいい。
ちなみに、彼女の死因は殺人犯に殺されたんだろうか?ひき逃げだったんだろうか?

まだ全然書き足りてないけど、(相馬の圭ちゃんがかっこよかった…とか、他キャストもそれぞれ違ってよかった)あまりにも長いので諦めます。
とにかくよかった!某〇〇さんで鍛え上げられた私にとって、1時間40分は一瞬かと思うぐらいあっという間に感じだけど本当に濃かったし、説明しすぎない、空白があるから想像するのも楽しいよなって思う作品だった!毛利さん脚演やっぱ最高ですよ

毎回思うけど、衣装最高だった!とてもかわいい、かっこいい、好きー!

スリ師→刑事
幼女殺人→医者
臓器売買医者→友人
母親殺し→幼なじみ

物語と実際とで違っているのがなんなのか未だに分からなかったのでぜひ賢い人の考察求む!

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