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ジェスロ・タルが好きだ【2012年6月)

ジェスロ タルのイアン・アンダーソンが「ジェラルドの汚れなき世界2」を

これは 40年前にジェスロ タルが発表したアルバム「ジェラルドの汚れなき世界」の続編にあたるもの

「ジェラルドの汚れなき世界」は8歳の少年を主人公にした架空のストーリーを描いたアルバム
当時のアナログレコードのA面、B面それぞれに1曲というまるっきりプログレッシブ・ロックのスタイルのアルバムだった


彼らは普通の長さの曲を集めたアルバムもあるが、このアルバムや「パッション プレイ」とか片面1曲というのもやってた

この1曲に様々な要素をぶちこみ ドラマティックな展開に持っていくスタイルは イエスと共通するものがある

そういや、どっちもヴォーカルはアンダーソンだったな
いま気がついたわ

音的にはフルートがタルの特徴かな
ギターと絡んだりもするし ジェントルに響かせたりする

フルートって その音の響きが実に人間ぽいよね
掠れたりするとことかね

ギターではストラトキャスターのメイプルネックのをクリーンなトーンで鳴らしたときの枯れた感じが私は好きなんだけど そういうのと共通するとこがフルートにあるかもしれない

で、今回の「ジェラルドの汚れなき世界2」
普通のCDの他にDVDオーディオ盤もあり サラウンドで聴くとホント引き込まれる
音像の中に取り込まれた気分で実に感動ものだ

イアン・アンダーソンの歌もフルートも衰えなく 他のバックメンバーの演奏も実に的確で効いている

今回は長い1曲でなく 前作の主人公の40年後はどうなったかを いくつかのパターンで聴かせるかたちで何曲も入っている
その子供が銀行家になったら
軍人になったら
聖歌隊になったら
まったく普通の人になったら

そういう いくつもの40年後の IF をいくつかの曲として出来ている

おもろいアイデアである

作品そのものもいい出来である

実に楽しめる



私はジェスロ タルの作品を全部聴いてるわけではない
これを機会にAmazonで持ってない作品を購入

改めて ジェスロ タル を堪能してる

初めて聴いたデビューアルバムが一番好きかなあ
リアルタイムでアルバム買ったわけでなく 国営放送のFMでアルバムを全曲流したのをカセットに録音したのを聴いたのが彼らの初体験である
「日曜日の印象」とか好きだなあ


このアルバムとこの「ジェラルドの汚れなき世界」とかのプログレ風味作品とか全然違うけどね

どっちも好きだ



いやあ いいバンドだよなあ

ほんと いいバンドだ

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