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今風に言えば、神?「サムシング・エニシング」トッド・ラングレン

「サムシング・エニシング」トッド・ラングレン

名前だけ知ってたトッドを知ったのは
ミュージックライフ誌の写真
顔にペイントした写真。
それで、シングル盤の「ハローイッツミー」と「瞳の中の愛」のカップリングを買った。
どちらも、私にどストライク!
一発で気に入った。
で、顔に派手にペイントしたジャケットのLPを買おうとしたが、実は二枚組で日本版は一枚にしたことを知り、躊躇。
東京の輸入レコード屋にて
その二枚組を買った。
レコード二枚組の4面のうち
3面は楽器全てやっている多重録音なんだが
そのスーパーマンぶりにやられた。
その後出た二枚組「トッド」や前作「魔法使いは真実のスター)とか買っていった。

その後、
高校3年になる頃
腰痛が悪化してして、レスリング部やめて
ギターを遅れ馳せながら始めたが
同い年くらいだと、どうしても下手な初心者なんで、バンドでもあまり口を出せない。
ほんとは要求がたくさんあるのだが、下手なんで言えない。
そんなジレンマに悩んでいたら
「サムシング・エニシング」の内ジャケットを思い出した。

そうだ
全部自分でやればいいんだ。
最初は、家にあるオープンリールとカセットデッキで多重録音を。
そのうち、秋葉原でカセットデッキを同じの二台買ったり、ミキサーやマイク買ったり、安いベース買ったり。

世田谷の六畳一間17,000円の部屋をスタジオに。
古い二階建てアパートの一階の端っこの部屋。
隣はおとなしい明大生で文句ひとつ言わない。
上は国士舘の体育学部で、たまに夜中怒鳴り込まれた。
まあ、うるさい住人でした。
ノルと、一晩中やってたことも。
あのエネルギーは、今考えても凄い。
ろくに寝なくてもバイトとか行ったもんな。

今思うと、恥ずかしい未熟な曲、未熟過ぎる演奏でしたが、楽しかったなあ。

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