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音楽による癒し効果は存在する(2012年7月)ジョニー・ウインター

音楽による癒し効果は存在するみたいだ」

金曜日 荻窪ブルースギターフェスティバルを観たあとのこと

相棒とは新宿で別れ 私は埼京線に

23時過ぎの埼京線はやはり混んでいた
私は座れずにつり革に

池袋で ちょうど前に座っていた人が降り 私は座れた

その後 赤羽あたりかな 女子大生と思われるグループが乗り込んできた

ちょうど私の座る前あたりに塊って立っていた

そして いくつか駅を過ぎ 私の隣が空き その中の1人が座る

私の対面の席もいくつか空き そこにも何人か座った
何人かはまだ座れずに私の隣の子の前あたりに吊り革で立っていた

前に座った2人の子の1人はメチャ美人
目鼻立ちクッキリで正統派美人
スリムな感じでそこもいい
実に好みだ(笑)

そんなこと感じていたら 対面に座った2人の子がこっち見て ニヤニヤ

ふと気づくと
私の隣の子がウトウトして 私に傾いてきている
頭が私側にフラフラしてる
よくある居眠りのパターンだ

その模様を見て 笑っているようだ

こういう場合 基本 隣が女の子ならば 居眠りして寄りかかってきても悪い気はしない

これが男 それもオッサンなら 肩でわざとらしくないように小突く
嫌なだもんな やっぱ


で 私はどうしたか

そのウトウトしてる子の前に立ってる子に 「ここに座りなよ」と私は立ち
「え?」というその子をなかば強引に座らせた
その立ってる子も吊り革でウトウト
私の隣もウトウト
ウトウトコンビにさせたのだ

そしたら 前に座ってる子のうち私の好みのほうが「すみません」と

私は「こんなオッサンに寄り掛かっても嫌でしょ?」と

「いいえ そんな意味ではないです ただ単にウトウトする友人が面白かったから」とその子

「いんだよ 私が若い頃 オッサンが居眠りして寄り掛かるの嫌だったもんな」と私

「オジサンみたいな人なら私は寄りかかってきてもいいけどな」とその子

「お 嬉しいこと言うね」と私

そんなこんなで 図らずも見知らぬ女子大生と会話を楽しんでしまったのだ


最近はさ 若い子が電車で傍若無人な振る舞いをするのに腹を立てることが多い
混んでるのに脚を大きく開いたり組んだりするバカや優先席で平気で携帯いじるバカとかね
ホント腹立つことが多い

でもさ 最近は怖いよね
護身と言いながら持ってたサバイバルナイフで刺しちゃうなんて事件もあるしね

日頃 怒りオヤジになってしまうことの多い私
そのうち若い奴らにボコボコにされるだろうなあ と思ったりもする

それがさ その夜は若い女の子に席を譲った


そうそう
ジョニー・ウィンターのライブの後も酔った若い男に席を譲った

そうだ
これはいい音楽を聴いたおかげの慈愛の心なんかもしれない

穏やかな気持ちになってるんだろな

いい音楽を聴くと 「生きててよかった」と心底思える

すると なんでも許せる心境になるんだろうか

オッサンも疲れているが若いもんもそれなりに疲れているんだろう
座らせてやろうじゃないか
私はまだまだ元気だし

てな心境で席を譲ったんかな

ははは
音楽による癒し効果は存在するんだろね


なに?
それで若い女の子とお話できただろ?

そうね
せめてのご褒美ね(笑)


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