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ジェフ・ベック・グループ「ベック・オラ」



今朝のウォーキングミュージック
ジェフ・ベック・グループ「ベック・オラ」

久しぶりに聴いた。
やはり、いいね。
ジェフ・ベックでは、1番のヘビーロックじゃないかな。
一曲目から飛ばしまくる
弾きまくる。
オーバーダビングした複数のギターが
全て、スリルあるフレーズ!
このアルバムでは
ベースのロン・ウッドも
ピアノのニッキー・ホプキンスもいいんだよねえ。
熱い演奏で
ジェフとロッドを囃し立てる。
ロン・ウッドって、ベーシストとして、大好き。
ロッドの隣で弾くギタープレイが、私は好きなんだが、ベースも素晴らしい。
そして、ニッキー・ホプキンスのロック・ピアノはこうあるべきという溌剌さ、最高。
なぜか、ピアノ主体の曲「ミル・バレーの少女」が入っているが、これはホプキンスへのご褒美にも思える。
このA面に、プレスリーのカバーが二曲「恋にしびれて」「監獄ロック」と入っているが、これはプロデューサーのミッキー・モストの趣味なんだろね。
後のスージー・クアトロのアルバムに、プレスリーのカバーがあるもんね。
で、ジェフ・ベックが弾くプレスリーのカバー曲、全くのオリジナルのようなヘビーロックの極致で、気持ち良い音。
そして
B面頭の「プリンス」のヘビーさと、ベックのギターの縦横無尽に冴え渡る様、大好きだあ!
BBAのライブバージョンでの勢いつけたギターリフも良いけど
間奏になった途端のギターの冴え渡ること、たまらない。
こんなスリリングなフレーズの連発
たまらない。
「ハングマンズ・ニー」の重さもいいなあ。

最後のインスト
「ライス・プディング」
後に、ジミヘンの「In From The Storm」を聴いたとき
あれ?
このスリルあるギターリフ
似てるなあ、と思った。
どっちかが真似?
とも思ったが
いや、天才同士、互いに思いついたフレーズが同じ、というストーリーも良いな、と気にしないことにした。
ジミヘンは歌もの
ベックは、インストで、ドラマチックに。
ロン・ウッドのベースもいいし
ホプキンスのピアノも、もちろんいい。
ドラマチックに緩急つけたインスト。
エンディングを唐突にってのもしびれる。

私のなかでの
ジェフ・ベックの一位は
この「ベック・オラ」と前作「トゥルース」で
その日の気分で争う。
今朝の気分は、「ベック・オラ」
この時点でのベックのテクニックは
後に、指弾きを極めてからのテクニックより劣るだろうけど
この時期ならではの、ボーカルへの絡み方、閃き、熱量とか
最高だと思う。

ああ、この第一期ジェフ・ベック・グループが
ウッドストックをキャンセルしなければなあ。 
出てたら
公式ライブ音源も
映像も残っているのになあ。 

この短い時期で
ジェフ・ベックには、ロッドのボーカルが最高だと思ったろうし
ロッドには、ジェフ・ベックが最高のギターと、
いや、ロッドには、やや疲れる相方かな。
「トゥルース」より「ベック・オラ」のほうは大変だったろうな。
このヘビーな音のなか、張り合わなければならないんだもんね。
しっかり歌を盛り上げてくれるロン・ウッドのギターが最高の相方かな。

とまあ、昔からよく聴いた「ベック・オラ」で
楽しくウォーキングしてきました。

ちなみに、
この「ベック・オラ」
私が買ったのは、BBAでジェフ・ベックに目覚めた頃なんで
少し後追い
「トゥルース」と「ベック・オラ」が2枚組になってたて、「トゥルース」の頭にシングルB面の「アイブ・ビーン・ドリンキン」が入っていて3,000円。
便利なカップリング2枚組レコードだが
「トゥルース」の頭に一曲入ってるから、のちにCDを買って聴いたのと、全く印象が違ってしまった。
一曲目にオマケを入れるなんて
ひどい作り方だよね。
そういうの最後に入れて欲しいよね。

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