高い教育者レベルを要求される場合

世の中は単純ではない。自分から生まれた子供を自分で教育することは大変難しい。特にひとり親家庭だと、今回私が話すパターンに当てはまることが多いはずだ。

それでは、上手く誘導しても勉強を始めない子どもがいるとしよう。そこで親は「勉強しなさい」と言ってしまうはずだ。そこで「はい」と言う子供は良いのだが、今回想定する子どもは「なんで勉強をしなきゃいけないの?」言い返す。こうなった瞬間ディベート開始のゴングが鳴ってしまう。ここでディベートに負ける、もしくは理由がハッキリと言えないと「勉強する必要がないんだね」と勉強しなくなる。

ちなみに勉強する理由を挙げる例としては「勉強とは最適の方法ではないが脳の訓練の方法の一種で、若いうちに行うと脳の成長が促進される」とか自分が真剣に考えたことを言うと良い。

さて、ディベートになってしまうと負けになってしまう可能性があるので、避けなければならない。そういう場合にどうしたら良いか?
ディベートで勝てる子供というのは大概思考力があるもので、こちらもそれを利用して戦うのが良い。教育においては反言語はバンバン使うべきで、文脈などは完全に無視で良い。子供の発言に対して行動で返してあげると良いのだ。
例えば一緒に考えてあげることなどはとても良い。「なんで勉強しなきゃいけないんだろうね」と呟いてその場に座って考えてみよう。「うーん」と言いながら考えている内容をボソボソと呟く、そうすると息子は考えざるを得ない。そういう感じで戦う。また、これはリスキーで子供の性格がポジティブな場合のみ使用可能な策として、あえてネガティブなことを言うのもある。これは技術力がかなり必要だから工夫して使ってもらいたい。

また、環境にぶち込むのはかなり有力な方法だ。例えば将棋クラブに入れるとか
できれば、その子供がディベートで負ける環境に突っ込むと良い。

しかしやはり子供の価値観も当然尊重されるべきなので、価値観を分析し「こういう価値観なの?」みたいな質問も積極的に行って最適な方法を相談して決めていくことは何より大切だろうと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?