国家試験対策

118回国家試験受験生です.
Q-AssistとQB(イヤーノート,病気がみえるも購入)をメインに対策しましたが,その他にも利用した講座がいくつかあるため,講座と利用時期をまとめていこうと思います.
私も最初,Q-Assistとmedu4で迷ったので,どの予備校を利用するかで迷っていらっしゃる方の参考になれば幸いです.


1,Q-Assist(大学3年生12月〜)

 学年LINEに割引購入できるクーポンが流れてきたことをきっかけに購入しました.周りの友人もこのタイミングで購入している人が多かったように思います.当時コロナ禍で勉強にベクトルが向いている学生が多かったのではないでしょうか.1つ上の先輩から,CBTの対策も兼ねて早めに始めておくと後々楽と聞いていました.
 メジャー科目はDr.清澤,マイナー科目はDr.盛永を中心に構成されており,1つ1つの動画時間が短いため,取り組みやすい印象を受けました.また,講義のレジュメとは別に,穴埋め式のサブプリントがあります.私はこのサブプリントをAnkiに全て投入しベースの知識としていました.
 受講ペースですが,CBT前までに1周視聴し,その後始まった臨床実習中,回る診療科に合わせて2周目の視聴を行いました.
 友人からmedu4の話を聞く限り,メジャーはQAの方が詳しめでマイナーはmedu4の方が扱っている疾患が多いように感じました.マイナーだけmedu4を購入している人も周りにいましたが,私の意見として,QBで過去問を解きながら知らない疾患を調べる程度で補えると思います.いずれもメインテキストをしっかり理解し必要な暗記を行えば,かなりの知識が身につくと思います.サンプル動画を見て,自分に合った方を選ぶという方法が良いかと思います.
 友人と揃えた方が良いかについては「どちらでも良い」と思います.友人と一緒の講座であれば,進度をお互い確認し,テキストベースで問題を出し合うなど受講スピードや知識の定着に役立つかと思います.友人と別々の講座であれば,お互いのテキストに載っていない疾患や知識を教え合うことができます.

2,MEC 病態生理講座(大学5年生2月〜)

 MECの人気講師のDr.孝志郎による病態生理に特化した講座で,主にメジャー科目に焦点が当てられています.Twitterで良い評判を聞き,思い切って手を出してみました.Q-Assistでは説明が省略されているような病態の説明があったり,臨床でよく使われる薬剤など,実習にも役立つ知識を身につけることができました.
 1ヶ月ほどで全て視聴できた記憶があります.国家試験で頻出の疾患に関して理解が深まった気がするので,個人的には受講して良かったと思いました.

3,MEC 宮田のファイナルチェック(大学6年生12月〜)

 こちらもMECの人気講師のDr.宮田による直前講座で,名の通り国家試験前の最終確認を目的とした講座です.medu4の究極マップとどちらを受講するか迷いましたが,模試の解説動画でDr.宮田の説明が分かりやすかった印象があり,こちらに決めました.
 痒いところに手が届くという評判を聞いていましたが,QBで比較的みっちり演習をしていたため,知っている知識の確認がほとんどでした.二項対立で疾患を整理する章がありますが,QAテキストも二項対立が多いためか覚えやすさにそこまで差はなかったように感じます. QBを完璧にするというスタンスの人は受講しなくても良いかもしれません.予想問題もありますが,後述の直前Assistで新出題範囲については網羅できました.
 ただ,Dr.宮田が毎授業で受験生に対する熱い思いを伝えてくださります.直前期の不安な気持ちを吹き飛ばしてくれる,お守り代わりになる講座でした.

4,直前Assist(大学6年生1月〜)

 メディックメディアによる直前講座です.118回では,12月から毎日1本5分程度の対策動画がアップされ,合計40個,すなわち40問の予想問題の解説がありました.内容は新しくガイドラインに記載された疾患がメインです.また,1月中旬には最後の3時間という合計4コマ(1コマあたり45分)が追加され,本番前にメジャー,小児産婦,マイナー,公衆衛生と狙われそうなところをおさらいする講義も追加されました.(最後にはDr.清澤の応援メッセージもついてます.)
 個人的には受けて良かったです.ちょっと予想問題に触れておきたいな程度であれば,直前講座は直前Assistのみで十分かと思いました.


以上,私が受講した動画講座一覧でした.
どのような動画講座を受けるにしても,いかに知識を効率よく吸収できるかが鍵だと思います.
講師やテキストとの相性もあると思うので,色々な情報を見て自分に合ったものを判断いただければと思います.


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