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【フォークの神様から、奇跡の贈り物】岡林信康さん。

以前少しSNSで書きましたが。

父・西川右近が岡林信康さんと知り合ったとき、父は岡林さんの歌を聞いたのは初めてだったそうです。(私は、昔に父の友人が持って来てくれたアルバムを聞いたことがあり知っていました)。
はじめは、フォークの神様とは知らず…、父は自分の書いた詩を歌にしていただき踊るという奇跡のようなことが起こったのです。

父のFB投稿には、もう一つの奇跡が書いてあり、

『岡林さんからの奇跡は、水谷豊さんのサインです』とありました。

脳梗塞で病院から帰り自宅介護になった母が、水谷豊さんの「相棒」を観るのが楽しみだったのは、私もよくFBなどに投稿していましたが、母が、「水谷豊さんが私の前に来るときはきちんと趣味の良いネクタイをして恰好がいいんだわね」と杉下右京さんのスーツ姿と役柄がとにかく気に入っていました。
父には、水谷豊さんのサインが欲しいと言っていたので、ある時父が、岡林さんとの会話の時に、「自分は人にサインをお願いしたことがないんだけど、いったい誰に聞けばいいのかわからない」という話をしたらしく、それから2週間後ぐらいでしたか、竜童事務所と言うところから西川右近宛てに、郵便物が届いていました。
岡林さんは水谷豊さんを知らないのでと、宇崎竜童さんに頼んでサインを書いてもらったのです。

父は母が亡くなってからこのことを書いていました。

『なんとフォークの神様が、宇崎竜童さんに頼み、宇崎さんが、水谷さんに家内の名前を入れた色紙を頼んで我が家へ送ってくれたのです。岡林さんも、人にサインを頼んだのは初めとの事と言われました。
家内が唯一の楽しみとしていた相棒。 なんとなく話した事を覚えてくれたのです。
我が家には、すべての相棒のシリーズのDVDが揃いました。
そして現在も、その色紙は、我が家の宝物として飾ってあります。
単なるサイン色紙ではなく、神様から宇崎さんに依頼、宇崎さんから水谷豊さんに依頼し、宇崎さんから我が家へ、こんな道筋を歩いたサインも珍しいでしょう。正に、神様が送ってくれた奇跡の宝物です。
丁度一周忌迎えた今日でも、この色紙は、私と家内が初めてピクニックに行った記念写真と、他界する数ヶ月前の写真、この二つの私のお気に入りな写真と並んで飾ってあります。』

父は、よく年齢を重ねてからできたご縁は嬉しい…という話をしていましたが、岡林さんとは、電話やライン・メールではなく、手書きの文章をFAXでやり取りしていましたので、「交換日記みたい」と私に言われても、嬉しそうに文面を読み、またお返事を書くことを繰り返していました。
亡くなる年の夏ごろでしたか、「岡林さんに会いにいきたいな…、」と言っていました。
その時コロナ禍でなければたぶんお邪魔していたと思います。

岡村さんには、生前の父と仲良くしていただき、心より感謝申し上げます。

西川陽子

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