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[日本舞踊]について

[お稽古扇子]

舞台で使用するお扇子は、演目や役によって色々ですが、

お稽古用のお扇子は、それぞれのお流派によって、決まったお扇子を使われていることが多いと思います。

骨の部分は、竹が多く、一点で固定してあり、その留金の部分を要と言います。

骨には、両側から、紙が貼られた形に
なっていて、通常は、色々な絵が描いてあります。

舞扇として使う扇子には、親骨の要に近いところに錘(おもり)が付けてあり、踊りに使いやすくなってますが、飾り扇子には、無いことが多いようです。

私どもの西川流は、西菱の紋(入菱)が入ったお扇子を使います。

習い始めからは、白地に朱色の西菱、また藤色や、青などの西菱の柄(9種類)を準備してありますので、好みの色を選んで使っていただきます。

この他に名取さん用、師範用のお稽古扇子があります。

寸法はといいますと、
一般的な舞扇のお稽古扇子は、大人用の多くは、九寸五分。
小学校に上がるぐらいまでのお子さまは、9寸。
大人の男性用は、一尺の長さのお扇子を使うことも多いと思います。
開きは、円を3分の1にした120度ぐらいが一般的だそうです。

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