1ドル170円と日経平均5万円の考察

昨日、為替相場は1ドル160円手前で終えた。私は資産の大半を外国株インデックスファンドで保有しているので、特に直近1年のリターンは為替要因による恩恵を大きく受けたが、円高リスクについて考察する。

【結論】しばらく構造的な要因で円安が継続

・2011震災以降の日本企業の海外拠点進出で獲得外貨が円に戻りにくい。

・米テック企業のクラウドサービス利用等によるサービス収支のマイナス。

・アメリカの利下げ見送りと、日本は利上げしても緩やかにしか出来ず金利差(約5%)は簡単に縮まらない。

・外貨準備は約200兆円でドル売りに対して有限で介入タイミングを誤ると投機筋からアタックを受ける。すぐ行使できるキャッシュが10兆円程度で効果も限定的。

・新NISAでオルカンなどへの海外投資が活発で円売り圧力になっている。


円安による国内のインフレが加速すると、相対的にモノの価値が高くなるため、企業の利益であるEPSが増え株価上昇に繋がる。
1ドル170円あたりから、NISA成長投資枠を活用して日本国内株式を組み入れ、現金2:外国株インデックス5:日本株3、くらいでポートフォリオ分散を検討したい。

※あくまで個人的な考察であり、投資は自己責任で

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