人形師

「義足、、、、問題ないか」
まぁ、人形師としてはそぼそとやっているが
何の因果か義足をもつくることに
「、、、依頼料」
勝ち気な女性がちょっと困ったように笑う

、、、それにしても。お静さんはアレだ。
「まぁ今は、マネキンもあるし義足もある」
だけどなんで、人形師を頼るのか。

ー-仏となった人形アレは奉納したやつだ
「ああ、あれな」
ー--まぁ、うまくいったから奉納した。
、、、え、仏さまを作れるのならと警戒されたが
「解かぶりだぜ、あれが効力をもったからって、俺の人形がひとになるわけじゃあるまい」

仏様の人形。--いや人形を超えた仏様は作れる
「、、、まぁ石像ってあるし、分け御霊だな」

効果や効力を持った。人形だ
「、、、とはいえ」
腕をグーぱーぐぱーする勝ち気な女性
「依頼料」
「お金とるのかよ」口をとがらせる
わかっている
無から有は作れない以上材料費と生活費はかかる
あとマンガだいと小説だいは生活費を切り崩して何とかする
「お静」
「はい」
お金を渡す。そして今回はポージングをしてこないが、
「お静の人形も作ってくれ」
「ちょっと」
「いいんですか」
お静も、介護用というわけじゃない。役者だ

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