闇試合


サルが音楽とともに、踊る
ー--猿回しだ
「まぁ、これ自体も大変だしなそういいながら、」アイという名前の
猿の頭をなでる
「はーいお次はですねあいちゃんが竹馬しまーす」
あいちゃんは竹馬をする。
そのうえで、キツネがかけよってくる
「このきつねさん、、、りんちゃんっていうんですけど」
オスのサルとオスの狐。

猿回しだけでも大変なのに、それ以外もしてる
その横の小屋では、綱和たちをしている高いところで
傘を差しながら
「ああ、やってますね、ほら」
笠を回し、観客に手を振る彼女も彼も真剣に生き残りを考えている
「、、、なんていうかさぁ」
西洋礼賛で俺たちはもう出番がない、そんな中、
笠を回し、体を伸ばしその上に傘をおいて、ボールをのせる少女
ー--見世物小屋がすこしずつ終わっていく中。

消えていく消されてゆく
ー--。人形師は生き残る、人形を売る
「みんなで、生き残ろうー-みっちゃん」
軽業の女、満、猿回しおさるさんが、頭を下げる
そんな中、脱落しているのは女浪人の先生だ現在無職である
「ははっ、現在無職」
そういいながら、虚空を見つめる。周りの自炊レベルが高いというのもあり
現在無職であるのが、きついー-お情けで、生き残れてるだけだ延命してもらっている

家を除く、家の中には人形がたくさんある
「うわ、すごい」
それは、生きた人形みたいなものだ。それが一つの物語りとして
連続する物語をなぞっているなぞれる様にしている

「、、、なんで、、、生きてるんだろう
、、、撃剣でもするか」
ー--武士もいらないのだ。浪人時代は剣術講座で暮らしていたが
、、、っもういまはいらないのだ
「う、、、ううう、、、、」
ー---だから、撃剣をする

試合だ、闇堕ちしたとかいわれる、
撃剣とは、剣術の公開試合。ー-勝つ

ああ、生き残るの必死なんだ、、、互いに生き残るために試合をして
、、、後味が悪い。
「、、、勝っても後味が悪い」
たがいにー-この時代を生き残れるか怖いんだ
「だいたいよ、剣術を見世物にしてるって、そうしないと食っていられないんだっていうの」
「おごるよ」
おごる、それは彼女が勝ったら負けた側におごっているのだ
でも、後味は悪いー-廃刀令で剣術はきえてる。

「、、、もういい」
諦めのセリフしかでてこない。
ー--敵がでてくるそれは、世界を壊そうとするもの
上から振りかぶり下す。それだけでいい

敵が倒される時間が元に戻る
「、、、もういいや」
そのころ泣いているのは、猿回しもだった
「ききっ」
「、、、ごめんなありがとう」
それはそうだろ、猿回しは白い目で見られ始めた、馬の守りとして
だったのに、、、もう。
「、、、やめようかな(もう)、、、」
という言葉が頭をッよぎるが
「みんなで生き残る」
ー-誰ひとり脱落者はださない。それは人形使いにして人形師
が言い出した言葉だ

脱落はしない、まだ双璧がある
ー--人形師、人形遣いと、軽業師だあの二人が持つ

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