俺のじいちゃんの話 漂流人生【ノンフィクション】P1
これは俺のじいちゃんの話だ。大丈夫まだ生きている。元気だ。昨日一緒に蕎麦屋に行ったくらいだ。そこは理解してくれ。
じいちゃんは俺が生まれる前、もっと昔からすし屋を営んでいた。俺の幼い頃はいつもじいちゃんの家の玄関のとびらを開けると白い白衣を着てカウンターに立ってなれた手つきで寿司を握っているじいちゃん、厨房ではばあちゃんが一生懸命卵焼きを焼いていた。俺はいつもカウンターの机にのってじいちゃんに店についての質問や話でいろいろなことを聞いた。
「じいじはいつからお寿司屋さんを