遠藤

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自称進学校文学

「受験校1つも合格できませんでした。もう1年頑張りたいと思います。」担任に受験結果シートを提出したとき、ざまあみろと心の中で言われた気がした。評定平均2.5。授業中に内職。土曜日の進研模試無断欠席。スタディーサポートの課題未提出。定期テストは赤点。なぜここまで落ちこぼれてしまったのか。 公立中学時代は優秀な生徒だった。中1の最初のテストで数学満点を取り、五教科で学年5番。学級委員をやったり、授業中に何回も手を挙げて発表し、先生の話をウンウンと頷いて内申点も高得点。授業参観の

    • 卒業式文学(真面目すぎる先生のお話)

      3年1組のみなさん、卒業おめでとうございます。最後に先生から大切なお話があります。地元の公立高校を卒業し、国立の教育学部に進学し、市役所の職員になりましたが、職場でみんなから嫌われて逃げるように教員になった先生の惨めなお話です。 先生は今までの人生を振り返った時、真面目すぎました。小学生の頃、帰りの会で担任が時々宿題のプリントを配り忘れていました。帰りの会が終わった瞬間、勝ちを確信して喜ぶクラスメイト。プリントに気づいていたのに何も言えず罪悪感を覚える自分。先生は学級委員でし

      • 雪文学

        「雪大丈夫?家帰れた?笑」 「おお良かったな笑」 「いや俺は大丈夫よ笑」 「てか今何してんの?笑」 「じゃあ電話しよ?笑」 「え、嘘つけ絶対暇でしょ笑笑」 「眠くなったら切っていいからさ笑笑」 「課題なんていつでもできんじゃん笑」 「電話するよ?笑」 「📞不在着信」 「おい笑 家にいるのは分かってるんだぞ笑笑」 「📞不在着信」 「📞不在着信」 「電話で課題教えようか?笑」 「📞不在着信」 「おーい笑」 「なんかしつこかったね…ごめんね😅」 (完)

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