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深夜に突然聴きたくなったニーノ・ロータ
変な時間に目が覚めて、突然、ニーノ・ロータの音楽が聴きたくなりました。
というより、フェデリコ・フェリーニの" 8 1/2 "(otto e mezzo)を突然見返したくなりました。この映画、とてもとても好きで、何度も見返して、ニーノ・ロータのサントラも一時期狂ったように聴いていました。
深く映画を読み解きながら見るような人間ではないので、感覚的な言葉しか出ないんですけど、なんだか あぁ人生 って感じがする映画です笑
明確なストーリーがあるという感じでもないんですが、、
一流映画監督のグイドは、新作の構想に行き詰まってしまいクランクインを2週間も先延ばしにしていた。療養のため温泉地を訪れるグイドだったが、女性たちとの関係や仕事上の知人たちとの現実に悩まされ続けるうちに、様々な夢や幻が彼の前に現われるようになり……。
とにかくいろんな言葉や記憶に急き立てられるというか、でもって最後の大団円。ある意味開き直りというか、清々しさを感じるまであります。
見終わった後には謎の多幸感に満たされるんですよね〜ふしぎ。
映像作品としても非常に美しいなあと何も分からないながらに感じます。
これ。マルチェロ・マストロヤンニ様 素敵です。
この映画において音楽は、ただ、物語を盛り上げるだけでなく、もうあの曲がかかっていないと映画自体が成り立たない、それくらいの役割を果たしていると思います。何度聞いてもいい。トレイラーだけでも素敵なのがわかっちゃう。
別作品である " 道 ” や " カビリアの夜 " の音楽も素敵ですが、私はやっぱり
" 8 1/2 "が一番好きです。生きていると、ふと聴きたくなる。実は、180分越えの長さに尻込みして、まだ " 甘い生活" を見たことがないので、ぜひ今度見たいものです。
ニーノ・ロータの音楽を流しながら、文章を書くのはなかなか楽しいものだなあと思った深夜(というかもう早朝)でございました。
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