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有人惑星間飛行

「遠回りが近道」なんだと、アレクサが教えてくれるような時代を生きていると、友人の口から一聴無造作に放たれた感のある焼き増しがききそうな台詞や、道すがら偶然視界に飛び込んできた古びた看板上のメッセージですら、

「誰が何年先の未来から何を目的でこれ・・届けようとしてくれてんのだろう?」

なんて思ったりするそんな令和の秋の入り口あたり。

当然こんな流れだと、地球を離れ新たな居住可能惑星探索を行うためワームホールを通過し、別の銀河系へと有人惑星間航行(インター・ステラー)する宇宙飛行士のチームが描かれた映画、「インター・ステラー」を見返してしまう。

https://youtu.be/isoTSzwBMKE

不可逆性の時間と重力場、ウラシマ効果(相対性理論)、特異点について、ニュートン力学にスイングバイ航法、漆黒の宇宙空間、音の伝達、運動の三法則などなど。もともと天文学者希望だった私からすると、よだれものの、ご褒美でしかないこの映画。

クリストファー・ノーランさんがこれを公開してくれたのは今から6年前のこと。10 COFFEE BREWERSは、影も形もこの世になくて。後に珈琲チェーンを展開していくことになるなんて、微塵も感じ取れていなかった頃。天体望遠鏡のプラモデルを組み立てる傍ら、ただひたすら女の子のお尻ばかりを追いかけていた自堕落な時代。愛読書は坂口安吾の堕落論。

そんな奴にも「お告げ」は届くもので。当時の自分とは全く畑が違うIT会社の知り合いから、

「今度○○○○って会社が自社ビル建てるにあたって、カフェを誘致したいんだって。誰か紹介してよ〜」

長い文章って、隙間には読めないんで、大胆にはしょりますが、この投げかけをきっかけに、表参道だとかまでわざわざ出向いて、某大手コーヒーチェーンの副代表に会いに行ったり、なんやかんやスゴロクして、結果・・「お前がしたら?」「そうっすね」的に、10 COFFEE BREWERSが誕生したというわけなんです。

感の鈍い私でも、流石にこんなダイレクトなメッセージをモールス信号抜きで投げられたら、解読もいらないし、スッと反応できましたね。ただまぁなんせ、本当に、カフェのこと何も知らなかったので、それまでお客さんとして通っていた、当時、大分市の長浜というエリアにあったカフェのオーナーさんらしき方に相談しようと足を運ぶこと数回。ある日、いつもなってるヌジャベスが流れていなくて。私から、話しかけたりすることはそれまで一度たりともなかったんですが、これもサインか、とチャビータミーをくくり・・えいっ。

「音・・ならしてないんですね」「ipadが壊れちゃって。最悪、終日無音です(苦)。」「ちょっと見せて下さい。あ。ここを・・直りましたよ。「スゲっ本当オレ機械音痴で。あざす。」「(それはそうと)カフェすることになったんですが、何も知らないので教えて下さい(真顔)。」

もう、はっきり覚えていますが、笑ってましたね。

「へ?まじ?」「うん、シリアスリー//」「いつオープン?」「再来月っ」「おこわおこわ」「・・・。」

それ以来、今日の今日まで素人が大真面目に、googleさんに助手してもらいながら手探って、正確にはググッて、ようやくなんとか形になってきたのがテンコーヒー なんです。ウラシマ効果なのか、カフェ事業をスタートさせてから、地球の友人・知人たちとの時間の流れ方に違いがあって、自身の誕生日が2,3年に一度しか来なくなってしまい、歳をとれなくなってきていることに今更気付きながらの毎日ですが。隣の芝が青く見えるのは、入り込む光の角度と視覚システムのバランスのせいなんだと、気付けただけでもよしとしたい今日この頃です。

出だしはですね、「ドリンク言葉」についてタイプしようと、%CのDynamoをセットしてairpodsしたのに・・。

地球周回軌道からそれてそれて。もうこんな時間。そろそろ行かなきゃ。また気が向いたら・・タイプします、またね〜//





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