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お家で楽しくかしこいこと〜#STAYHOMEの買い物術 ②買い物から戻ったら

あっという間に世界中に感染が広がった新型コロナウィルス禍。
緊急事態宣言でいつもの暮らしを変えなきゃいけない、
#STAYHOME の日々。
人との接触を極力減らすために外出自粛の中、
食材の買い物は重要ミッション。
スーパーへの買い物は週1回を目安に計画的に。
在庫管理&買い足しのローテーションを
組み立てることが大事です。
数回に分けて #STAYHOMEの買い物術 をお話しします。

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#玄関で水際対策


我が家はマンションで、買い物用のカートやキャンバス地のバッグを
玄関に置いています。
ダンボール箱も置いてあります。
買ってきたものを取り出して一時置きするためです。
そして玄関の戸棚には
除菌シート、消毒用ハンドウォッシュ、界面活性剤溶液のスプレー
エタノール消毒液、などをセットしてあります。
とにかく外から帰ってきて靴を脱ぐ、この場所での水際対策が大事です。
ウィルスを家の中に持ち込まない工夫をしましょう。

買い物から戻ったら、買ってきたものを玄関で消毒します。
はじめのうちは面倒でしたが、慣れてしまえば時短でできます。
一連の行動は以下の通り。
*まずハンドウォッシュで手を消毒。
①買ってきたものをざっと取り出して並べます。
②葉物野菜、スチロールパック入りの肉や魚、卵パック、牛乳などは外装フィルムやパッケージを除菌シートか界面活性剤溶液のスプレー
を吹きつけた布で拭き取ってからキッチンへ。
③ジャガイモやニンジン、玉ねぎ、乾物や調味料、缶やボトル類など
そのまま置いておけるものはダンボール箱に入れて数時間放置します。
(放置後に収納)
*ここで手をよくハンドソープで洗います。
④葉物野菜は外装フィルム袋を外して捨て、新聞紙などで包み直して
野菜室で保存する。
⑤肉類はパックから取り出し、小分けにして冷凍庫で保存する。

*野菜と肉などの保存については次章の ③食材の保存 に続く

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#家庭内の消毒について


コロナウィルスはエンベロープ型といって、表面を脂質性の膜で
覆われています。
手洗いに効果があるのは、エタノールなどのアルコールや
石鹸洗剤に含まれている界面活性剤
がこの膜を溶かしてダメージを与え、
不活性化させるというメカニズムです。つまり
*石鹸や洗剤など界面活性剤成分
*消毒用エタノールなどアルコール成分
*次亜塩素酸成分(ハイターなど漂白剤)

のどれもがコロナウィルスの消毒(不活性化)に効果があります。
今まで消毒、除菌には専用の洗剤やアルコールでないと効き目がないと
思われていましたが、ある一定の配合でどれかの成分を含んでいれば、
市販の家庭用洗剤や洗濯用洗剤でも効果があることが明らかになりました。
洗剤のパッケージやボトルの裏を見るとほぼほとんどの洗剤類に
「エタノール」「界面活性剤成分」とあります。
家庭用液体洗剤はだいたい成分によって中性<弱アルカリ<酸性
表示されています。手にやさしいのは中性で、特に食器等洗剤は
手荒れ防止成分が配合されています。

参考までに私は以下のように使い分けています。
家の中にいるときは固形の石鹸でこまめに手洗いしています。
*外から帰ってきた時、ゴミ処理をした後は、エタノール入りのシートでの拭き取り&薬用の液体ハンドソープでの手洗いです。
*料理をする前には薬用の液体ハンドソープでの手洗いです。
*拭き取り消毒は、スイッチなど細かい部分はエタノール入りのシートですが、広い面積を拭くのには拭き掃除用洗剤(マイペットなど)を希釈した
ものを使います。
*携帯やスマホ、パソコンやリモコンなどの機器はアルコール成分の強い
ものは避けたほうがよいです。
次亜塩素酸の漂白剤系洗剤は効果は高いとされていますが、
扱いを間違うと危険な場合もあり、手荒れするので通常の洗濯漂白以外には使わないようにしています。
*衣類の洗濯には普通に界面活性剤入りの洗濯用液体洗剤(アタックなど)
を使います。

*手洗いと消毒について詳しくは
「あらためて知っておきたい手洗いと消毒 」に書いています。

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デザイナー、美術家、料理家。イタリアはヴェネツィアに通い、東京においても小さなエネルギーで豊かに暮らす都市型スローライフ「ヴェネツィア的生活」を実践しています。ヴェネツィアのマンマから学んだ家庭料理と暮らしの極意を伝えます。