【緊急署名】神宮外苑の環境を守りたい〜動き出す巨大再開発事業は誰のため?
オリンピック後の巨大再開発事業が動き出している。
そのために神宮外苑の貴重な環境が脅かされようとしています。
#問題だらけの神宮外苑地区都市計画 。
神宮の樹木を伐採しないでほしい。
高層ビルの森にしないでほしい。
神宮外苑をこれ以上破壊しないでほしい。
例によって十分な広報活動もなく、住民が気づかないうちに、
こっそり実施に向かってすすんでいる。
ひとりでも多くの人にこの再開発事業の暴力的な理不尽さを
知ってもらいたいのです。
「神宮外苑地区の再開発計画」は、2022年2月9日に行われた
東京都の都市計画審議会で承認されてしまいました。
今、神宮外苑の環境を守りたいという皆さんの思いを届けるため
ネット署名が立ち上がっています。ぜひ、賛同&拡散を願います。
神宮外苑1000本の木を切らないで〜再開発計画は見直しを!
*東京都整備局のサイトに掲載されている「神宮外苑地区のまちづくり概要」はこちら。
*図像はすべて東京都整備局のサイト都市計画案縦覧より引用(2022年1月現在は閲覧不可)
神宮外苑地区都市計画〜これまでの経緯と概要
神宮外苑地区都市計画は、東京都の都市計画事業(当該局は東京都都市
整備局)であり、A,B,Cの計画地区が新宿区、港区、渋谷区の3区に
またがっているため、各区の都市計画部が参画し、それぞれ防火や
高度計画を決定するという形になっています。
ざっくりいうと、国立競技場を取り囲む外苑の大半は新宿区、銀杏並木と
青山通りに面する区域は港区、千駄ヶ谷駅前と東京都体育館区域は渋谷区。
現在の神宮野球場、神宮第二球場、秩父宮ラグビー場、テニスコート、
伊藤忠本社ビル、絵画館前グラウンドから銀杏並木などをも含む
広大なエリアです。
計画地の広さは約17万4700㎡、延床面積は約56万5000㎡にも及びます。
工事予定期間は来年2022から35年の13年間。
供用開始は2035年度の予定。
開発事業者は事業区域の関係権利者である三井不動産、明治神宮(このエリアの2/3の土地を所有する地権者です)、日本スポーツ振興センター、伊藤忠商事の4者。(もうこれだけで利権優先、事業者ありきの構図が見てとれます。)
これまでの経緯は、東京オリンピック開催が決定した2013年に
第一次ともいうべき「神宮外苑地区計画」が策定され、オリンピック開催のための国立競技場改築と、それに伴う千駄ヶ谷駅前〜霞ケ丘A1~4地区の
整備計画が実施されました。
競技場拡張のため旧明治公園と霞ケ丘団地が潰され、大半の樹木が根こそぎ伐採され、A4地区に日本青年館と日本スポーツ振興センタービル(2017)、日本スポーツ協会会館とオリンピックスクエア(2019)、A2~3地区に新国立競技場(2019)、A6地区に三井ガーデンホテル(2019)などが、移転あるいは新設されました。
国立競技場改築の際も、コンペにまつわる疑惑に始まり、デザイン決定後もザハ・ハディド案が白紙になり、再度選考し直しになるなどゴタゴタ混乱を招いた挙句、莫大な費用が無駄に使われ、計画そのものへの不審を招く結果になったことは記憶に新しい。
*新国立競技場の建て替えの経緯
「東京2020大会後の神宮外苑地区のまちづくり」の問題点
スポーツ施設の間にいくつもの同じような用途の高層ビルを詰め込んだ計画
なぜか位置を入れ替えて建てられる野球場とラグビー場
高層ビル建設のために公園の範囲を削除する変更
商業施設を盛り込み肥大化した野球場が銀杏並木を圧迫する
そして今度はオリンピック後の地区計画として策定された
「東京2020大会後の神宮外苑地区のまちづくり指針」に従い、さらに広域のA7~10地区(ラグビー場と神宮球場、外苑前駅エリア)、B1~2地区(絵画館前と銀杏並木エリア)の整備計画が実施されようとしているのです。
A地区の計画は大型スポーツ施設である神宮球場と秩父宮ラグビー場の
改築を主とし、それに伴いまたもやお約束の「にぎわい創出」「街の活性化」のための商業施設、文化交流施設、宿泊施設などの大規模な建設が
予定されています。
第二球場を削り、野球場とラグビー場はなぜか位置を入れ替え、国立競技場より高いラグビー場(55m)は小さめの東京ドームのような屋根つきの全天候型になり、どちらにも商業施設や宿泊施設がもれなく付帯することになっています。商業施設を盛り込み肥大化した野球場(60m)の防音壁は、
銀杏並木のギリギリまで迫り、すっきりと伸びやかな景観は失われること
必至です。
もちろん銀杏をはじめ多くの樹木への影響も懸念されます。野球場については騒音と観客の導線も大きな問題です。
その上、スタジアム通りと呼ばれる外苑前駅へと向かう通り沿いのエリアに複合棟A(185m)複合棟B(80m)、青山通り沿いに伊藤忠本社ビルを含む事務所棟(190m)の高層ビル群が建ち並び、それぞれにまた判で押したように商業施設、文化交流施設、宿泊施設、オフィス、駐車場が入る。
つまりスポーツ施設の間にいくつもの同じような用途の高層ビルを無理やり詰め込んだ計画なのです。
都内の各地区に進行している都市計画と同様に、高層ビルや商業施設ばかりの「ワンパターンのまちづくり」。民間参画という名の丸投げ事業。
都がお膳立てした都市計画、まちづくりの名の下に、住民を置いてけぼりにしたデベロッパー主導の民間事業に置き換えられています。
以下の計画予想模型は昨年11月と今年1月の新宿区都市計画審議会に
展示されたもの。作成は事業者。撮影は新宿区議沢田あゆみ氏。
わかりやすいよう建物名称とそれぞれの高さをつけてみました。
工事予定期間は来年2022から35年の13年間に及ぶ
急遽テニス場に置き換えられた絵画館前グラウンド
さらに奇妙なことに、2021年の8月に提示された計画案では絵画館前の
(市民が利用出来る)軟式野球場を含む広いグラウンドは現状のまま
残されていましたが、今回12月の計画変更案では、その部分がすっぽり
会員制テニスコートと芝生の緑地に置き換わっているのです。
この間に何があったのでしょうか。
このことはいくつもの問題を抱えています。つまり、今まで絵画館前の
グラウンドは、オリンピックなど国際陸上競技大会が開催される時必須と
されるサブトラック用地として確保されていました。
それをなくすということは、今後国立競技場では国際的な陸上競技会が
開催できないことになります。
また、この地区にあって市民が申し込み制で利用できる、ほぼ唯一の施設
である軟式野球場とグラウンドを失うことにもなるのです。
故意に周囲の建築物を描きこまないでいるように思われる、実際とはかけ離れたイメージ図
そしてどの完成予想図にも「※今後の関係者協議等により変更となる可能性があります」「※この図はイメージであり、実際と異なる場合がございます」との但し書をつけているのが、いかにも逃げ道を用意しているような
姑息な感じを受けます。もとよりどの予想図も完成度が低く、この先の計画自体のクオリティも危ぶまれます。
このような杜撰で不可解な計画を一方的に提示されて、理解しろといわれても、到底納得できるものではありません。
銀杏並木と比較した高層ビルの高さ、球場は銀杏並木ギリギリに接近
#衝撃の樹木伐採計画が明らかに〜都市環境破壊の総仕上げ(2022年2月追記)
年が明けて2022年。いよいよ2月9日に、神宮外苑地区の再開発計画が
都の都市計画審議会に諮られることになるという。
都市計画審議会といっても、その実計画を推進するための形式的な会議に
過ぎず、このままではこの無謀な開発事業のために神宮外苑の環境が失われてしまいます。
そのことに危機感を抱いた説明会参加者の呼びかけで、有志によるミーティングがあり、その際、都市環境デザインの権威である石川幹子氏(中央大学理工学部教授、東京大学名誉教授)による、「神宮外苑地区計画により伐採される樹木」を調査した模型を見る機会を得ました。
これは石川氏が、1本1本現地をあたって綿密な調査をし作成したものです。
実に現状の半数以上の樹木の伐採が計画されているのを知り、衝撃を受けました。既存樹木本1904本に対して保存されるのはたった848本、伐採・移植検討樹木は1056本です。その中には歴史ある貴重な樹木も含まれています。
すでに新国立競技場建て替え時には、旧明治公園周辺の樹木は根こそぎ伐採されています。(既存樹木本数1764本に対して伐採された樹木は1545本)
このような都市環境破壊があってよいものでしょうか。
計画案にある「緑豊かな環境の保全」など空疎な虚言に過ぎません。
多くの人たちはこの事実を知らされず、オリンピックも終わったのだから、開発事業もひと段落、やっと神宮外苑の杜も静かな落ち着きを取り戻す
だろうと思っています。現に私もそう思っていました。
しかし実はそうではなく、これからまさに最悪の
「貴重な都市環境破壊の総仕上げ」が行われようとしているのです。
*計画に伴い伐採または移植の可能性のある樹木(日本イコモス国内委員会作成)
計画前の現状と計画後の樹木の量の予想図
神宮外苑再開発は小池都知事のいう「創建の趣旨にかなう」のか?(2022年3月追記)
緑の部分が明治神宮の所有地
小池都知事は都議会にて「新たな神宮外苑として、次の世代につなげていくことは創建の趣旨にかなう」と述べ、計画を容認する考えを示しました。
翌日の2022年3月10日神宮外苑地区再開発計画が都知事の最終決定が告示されました。これにより、計画は都に承認されたものとして民間事業者の手に渡されます。
再開発計画が決定した神宮外苑エリアはその大半は明治神宮(民間)が地権者です。そして、その明治神宮自身がこの計画の事業者のひとつであることが事態を重大にしています。
その他の事業者は三井不動産、伊藤忠、JSC日本スポーツ振興会(文科省の独立行政法人)。
事業者ありきで都が土地利用のガイドラインや規制緩和を変更してお膳立てし、都知事により最終決定された計画は、今後民間事業として実施レベルの計画検討が始まります。
「明治神宮外苑(通称、神宮外苑)は、明治天皇・昭憲皇太后の遺徳を永く後世に伝えるため、民間有志により結成された明治神宮奉賛会が、広く国民より募った寄付と全国青年団の勤労奉仕によって造営された」(ウィキペディア)
つまり、神宮外苑は浄財と労働奉仕で創建されたものであり、多くの樹木も献木なのです。
小池都知事が「創建の趣旨にかなう」計画というのなら、外苑を創り上げた国民の意に沿うべきではないでしょうか。
デベロッパーに頼り、創建の志を失いつつある明治神宮を今一度国民の力で支えることはできないのだろうか。
このことは知事も「承知している」と答弁した、日本イコモス国内委員会が2/7に知事宛てに提出した提言書に、明治神宮の成り立ちに遡り、その文化的資産保存の重要性がすべて明記されています。この提言書は必読です。
*日本イコモス国内委員会の提言書
「国民の献費と献木、奉仕により創り出された優れた文化的資産である神宮外苑の未来への継承」
緑豊かな創建時の明治神宮外苑
緑を削り高層ビルと巨大施設がひしめく計画案予想図
#都市計画案への意見書〜都市計画の根本的な問題が置き去りにされている。誰のためのまちづくりなのか?(2021年12月提出の意見書)
以上神宮外苑地区都市計画案の概要を説明してきましたが、
これに対し、以下に掲載する意見書を東京都都市整備局 都市づくり政策部 都市計画課 tel:03-3463-2620(直通)に提出しました。
この意見書にしても、この誰もが忙しい年末の28日が締め切りであり、
メールでの受付はなく、文書を郵送か持参して提出するというものでした。
尚、この件についての問い合わせ先は以下の通りです。
*東京都 都市整備局 都市づくり政策部 土地利用計画課
再開発等促進区担当 tel:03-5388-3318(直通)
*新宿区 都市計画部 景観・まちづくり課
tel:03-5273-3569(直通)
*港区 まちづくり支援部 開発指導課 再開発担当
tel:03-3578-2246(直通)
*渋谷区 都市整備部 都市計画課 都市計画係
tel:03-3463-2620(直通)
【意見書:かけがえのない歴史ある緑豊かな環境】
私は渋谷区千駄ヶ谷の住民です。国立競技場はすぐ近く、
神宮外苑も代々木公園も徒歩で行ける生活圏内です。
今の住居の前も東京都体育館に隣接するアパートに住み、仕事場も
神宮前であり、かれこれ40年近く人生の大半をこの地域で過ごし、
深く愛着を感じています。
都心でありながら緑豊か、歴史ある貴重な環境はかけがえのないものです。
ことにこの地域の自然の力にはどれだけ癒されているかわかりません。
けれどもこの数年来、特にオリンピック開催が決定して以来、
街は急速に姿を変えています。
オリンピック期間中は、立ち入り禁止や通行規制が敷かれ、
まるで檻の中に入れられたような息苦しさを強いられることになりました。
コロナ禍により観客は制限されたものの、それでも競技場の周りには
大勢の見物客が大挙し、これが通常通りの開催だったらどれだけ
過密な混乱状況になったかと思うとぞっとしたものです。
行政側がよく使う「にぎわい」という言葉には、実際の住民生活への
想像力が欠けています。たしかに外からやってくる人々によって、
地元にお金は落ちるかもしれません。
しかし潤うのは一部の商業施設や企業であり、私たちの生活環境は
荒らされていくばかりです。
〈区報で発見した開発事業〉
オリンピックが終わり、競技場周辺のバリケードのような柵が外され、
やっと落ち着いた環境が戻ってきたと思ったのもつかの間、
渋谷区の区報に小さな告知「神宮外苑地区における都市計画案の縦覧」
を見つけました。
さらに地域住民や利害関係者に対して説明会及び意見書受付をするという。縦覧、説明会、意見書受付という、行政サイドが提示するお決まりの
3点セット。嫌な予感しかしませんでした。
また国立競技場建設の時のような理不尽な計画が強行されるのか、
と暗澹たる気分になりました。
国立競技場のみならず、原宿駅改築、渋谷駅再開発、築地市場移転の時も
そうでした。周辺の住民の意見は何度も踏みにじられ、国立競技場周辺や
原宿駅の景観遺産は壊され、渋谷駅周辺はカオスになり、築地市場の活気
は失われ、結果いずれも無惨な姿をさらしています。
今回はさらに巨大で長期にわたる事業だというのに、またぞろ
ごく短い期限での計画案公開(縦覧)と一方的な説明会で済ませよう
というのでしょうか。そもそもこのようなひっそりとした告知では、
ほとんどの住民は気がつきません。
きちんと周知する気があるとは思えません。単に手続きは踏んだという
アリバイ作りだけのお役所仕事のように感じました。
いったい何が行われようとしているのか見過ごすわけにはいかないので、
12月14日の説明会に参加することにしました。
〈失望した説明会〉
案の定12/14の計画案説明会では、集まった住民から不安と不満、
疑問と怒りがぶつけられました。
都や各区の担当者は、何を聞いてもおうむ返しに「風格ある景観の保全」「にぎわいを創出」「スポーツクラスター」「まちづくり指針に合致」など抽象的なお題目を繰り返し「ご理解いただきたい」というばかりで、
納得のいく回答は一つも得られませんでした。
「説明会とは意見交換会ではなく、一方的に説明するのが主旨」といい
聞く耳を持たない態度にも、誠意は感じられませんでした。
そして意見があるなら意見書を提出しろという一点張り。
この意見書の内容も、計画審議会へ反映されるかは保証の限りではない
という。単なる手続きを踏む形だけの受付は、
あまりにも配慮に欠けたやり方ではありませんか。
本来なら、この意見書も公開メールでのパブリックコメントにするべき
です。審議会への傍聴を可能にし、また計画内容の広報、情報開示など、
都市計画の進め方自体をもっとオープンにすべきです。
当局の担当者にとっては、そのポストについている間だけの業務に
過ぎないのでしょう。しかし、私たち住民にとっては日々の生活、
ひいては今後の人生がかかっている重大な問題なのです。
これから先13年間、常に地区内のどこかが工事中という環境に
暮らさなければならないのです。
もっと住民の意見に耳を傾け、柔軟に対応するべきだと強く要望します。
〈誰のためのまちづくりなのか?〉
景観、日照、騒音、風害、観客の動線、緑の環境など周辺への影響に
対して、建設後に問題が起きた場合はしかるべき対応策をとると
いいますが、事前に懸念される問題があるならば、
建設実施前に取り除くべきなのではありませんか?
問題を回避するべくよりベターな方策を検討するべきではありませんか?
二言目には「まちづくり指針に合致」といいますが、それは机上のことで
あり、現実の住民の意向にはまるで合致していないのです。
すべて事業者の提案した計画ありきで、住民生活は二の次です。
自分の家を建てる時、明らかに近隣に迷惑がかかるとわかっているのに、
建ててから対処方法を考えるというのですか?
一体誰のためのまちづくりなのでしょうか?
「まちづくり」「にぎわい」「活性化」の名の下に住民生活や価値ある景観が犠牲になるのでは本末転倒です。むやみに商業施設や宿泊施設を増やしたものの、目論見通りに結果が出せず、あっという間に形骸化したまちづくり失敗の轍を繰りかえすのでしょうか。
ダウンサイジングしながら持続可能な社会のあり方が求められる世の流れとは逆行しているのではないでしょうか?
「風格ある都市景観や緑豊かな緑地環境保全」とうたいながら、
その言葉とはかけ離れたイメージ図は、計画自体のクオリティに疑問を
抱かせるものです。
デベロッパー任せのステレオタイプな高層ビル建設計画に、
100年後の未来を託すことはできません。
都市計画の根本的な問題が置き去りにされていると言わざるをえません。
神宮外苑地区都市計画について、住民の意見を取り入れた見直しを
求めます。
〈神宮外苑地区都市計画案の問題点〉
以下に今回の都市計画案の個別の問題点を箇条書きに挙げておきます。
◆景観、日照、騒音、風害、電波障害、観客の動線、緑の環境保持など周辺環境への影響の検証が不十分。
◆ラグビー場と神宮球場の建設場所がなぜ入れ替えになるのか根拠が不明。
人の流れに不都合、混乱が生じる懸念。
◆ラグビー場、球場に付帯する商業施設・宿泊施設の必要性への疑問。
◆複合棟A(185m)複合棟B(80m)事務所棟(190m)が集中する地区の景観破壊と外苑前駅への影響。
◆港区の高度基準を変更してまで190mにも及ぶ高層ビルを建てる必要性があるのか疑問。
◆上記地区の高層ビルの商業施設・宿泊施設の必要性への疑問。
◆神宮球場の周辺住民への騒音被害の懸念。
◆神宮球場が銀杏並木方向へ張り出し圧迫感のある景観になり、また距離が近いため銀杏の樹木への影響が懸念される(イメージ図には球場が描かれていないのは故意なのか)
◆サブトラック用地として確保されていた絵画館前軟式野球グランドが
テニス場に置き換わることにより、今後国際的な陸上競技会は開催不可
となる矛盾。
◆地区全体の緑地が面積比で25%から30%になるというが、問題はその内容である。公園部分の樹木の伐採を懸念する。
◆計画にある施設は会員制や利用目的が限定されており、現状の軟式野球場のように市民が多目的に利用できる場がない。
計画に伴い伐採または移植の可能性のある樹木(日本イコモス国内委員会作成)
デザイナー、美術家、料理家。イタリアはヴェネツィアに通い、東京においても小さなエネルギーで豊かに暮らす都市型スローライフ「ヴェネツィア的生活」を実践しています。ヴェネツィアのマンマから学んだ家庭料理と暮らしの極意を伝えます。