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お家で楽しくかしこいこと〜#STAYHOMEの買い物術 ①計画を立てる

あっという間に世界中に感染が広がった新型コロナウィルス禍。
緊急事態宣言でいつもの暮らしを変えなきゃいけない、
#STAYHOME の日々。
人との接触を極力減らすために外出自粛の中、
食材の買い物は重要ミッション。
スーパーへの買い物は週1回を目安に計画的に。
在庫管理&買い足しのローテーションを
組み立てることが大事です。
数回に分けて #STAYHOMEの買い物術   をお話しします。

まず買い物に出る前に

①食料調達は分散型ベストミックスで
車で買い出しに行ける場合はともかく、1週間分すべての買い物を
スーパーで一極集中しようとすると大変です。
要は「人混みを避けること」が大切なのです。
重たい米や飲料水などボトル類を生協などの宅配や、
通販などを利用するのもひとつの方法です。
牛乳やヨーグルトや卵、豆腐など、切らしたらピンポイントで
コンビニで新鮮なものが補充できるものもあります。
また、混み合うスーパーを避けて、時には町内の個人商店を
支援する買い物もしてみては。
〈スーパー+宅配+コンビニ〉の組み合わせで考えましょう。

②スーパーへ行く前にネットで混雑状況をチェック
せっかくスーパーへ行く回数を減らしても、混み合う店内やレジに
並んでしまっては意味がありません。
あらかじめグーグルマップのサブ情報で営業時間とグラフで示された
混雑状況をチェック
しましょう。
デパ地下などもこの時期、混み具合を案内しています。
店内ではマスクはもちろん、手指消毒怠らず、カゴやカートの
ハンドルに直接触れないよう、エレベーターのボタン、
エスカレーターのハンドレールにも注意しましょう。
もちろん買い物から戻ったら、よく手を洗いましょう。

③買い物メモはしっかり作る
1週間分のメニューを考えて、在庫品を調べ、
必要な買い足し、追加補充アイテムのメモを作ります。
スーパーの中を行ったり来たりしないで済むように、
アイテムをフロアごと売り場ごとにまとめます。
◎野菜、肉、魚の生鮮食品 
◎調味料や缶詰など日配品 
◎乳製品 ◎豆腐類
◎パンや菓子類
◎酒類など

④食べたいものがある時は
そうはいっても、何から何まできっちりと計画通りという
わけにはいきません。いつもはその日のスーパーの店先で
食材を見ながらメニューを決めていた人も多いでしょう。
特に肉類に比べ、鮮度が大切な魚介類の多くは保存がききません。
例えば買い物に行く日は「お魚の日」にして、その日に食べる魚を
買うとか、今までは使わなかった町の魚屋さんでピンポイントで
買ってみる、という工夫もしてみては。
最近は多くの飲食店のテイクアウトやデリバリー、
また素材の販売
をするところも増えています。
あまりストイックに我慢しすぎて、ストレスにならないように。


#食材使い回しのメニュー作り

食料品の買い物は在庫管理と追加補充のローテーション
組み立てることが大事です。
1週間で食材全部を使い切るのではなく、常備品を補充することを基本に、
無駄なく食材を使い回しできるようなメニューを考えてみましょう。
その上で今回買い足すアイテムをメモに書き出します。
パズルのピースをはめていくような感じです。
また、調味料などが残り少なくなって補充しなければと気づいたら、
すぐにメモして冷蔵庫などにマグネットで貼っておく習慣をつけましょう。

【例1】キャベツをひとつ買ったら、
キャベツのパスタ、キャベツとベーコンのサンドウィッチ、とんかつのつけあわせ、お好み焼き、回鍋肉、コールスローサラダ、キャベツとソーセージの煮込み、などが出来ることを考え、
そのどれかを選んで必要な他の食材=
とんかつ用豚肉、ベーコン、パン粉、豚薄切り肉、ソーセージ、卵など。
を買い足します。
【例2】じゃがいもを買ったら、
肉じゃが、ポテトサラダ、つけあわせのポテト、カレー、コロッケ、ニョッキなどが出来ることを考え、そのどれかを選んで必要な他の食材=
人参としらたきと牛蒡、豚か牛薄切り肉、ステーキ肉、カレー用の肉、
ひき肉、など。を買い足します。
【例3】茄子を買ったら、
茄子味噌炒め、焼き茄子、タイカレー、ラタトゥイユ、麻婆茄子、
などが出来ることを考え、そのどれかを選んで必要な他の食材=
しょうが、パプリカ、パクチー、鶏肉、ズッキーニ、ひき肉など
を買い足します。

#生鮮食品のカテゴリー分けは日持ちと冷凍


買い置きが比較的簡単な缶詰や調味料や乾物類などは別にして、
生鮮食品は消費期限と日持ちの長短、冷凍保存ができるかどうか
でカテゴリー分けをします。
その上で1週間のメニュー計画を立てたら、それに必要な
食材を選んでいきます。

*Aグループ=日持ちのする食材
は 2〜4週間に一度買って補充します。
*Bグループ=肉類など冷凍保存できる食材 は適宜まとめ買いして保存。
この二つのグループをベースに 
*Cグループ=1週間程度で使い切る食材 と組み合わせていきます。
これに毎日決まって使う牛乳などいわゆる常備品の補充をします。
*Dグループ=毎日使う常備品
以下は、和食よりイタリア料理の方がやや多い我が家の定番アイテムの
例です。

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(*印は必ず常備してあるアイテムです)
*Aグループ=日持ちする食材(2〜4週間を目安に切れたら補充)
野菜/*じゃがいも *人参 *玉ねぎ ごぼう *生姜 *ニンニク *長ネギキャベツ *パプリカ ピーマン ししとう 
大根 *トマト *セロリ *ズッキーニ *りんご グレープフルーツ 
レモン
その他/*チーズ類 こんにゃく類 塩蔵若布など海草  
*Bグループ=冷凍保存できる食材
*豚、牛、鶏、ひき肉、ラムなど肉類 *ソーセージやベーコンなど加工品 
野菜/*しめじなどきのこ えんどう豆 
魚介/*海老 アサリ ホタテ貝柱 カジキマグロ *塩鮭など干物 
その他/*バター *ピッツァ用チーズ アイスクリーム 
かまぼこなど練り物類 *揚げ がんもどき
*パン類 あんこ 和菓子 
*Cグループ=日持ちしない食材(1週間〜10日で使い切る)
野菜/*レタス *きゅうり 茄子 *小松菜 *ほうれん草 ブロッコリー ニラ アスパラガス カブ 苦瓜 かぼちゃ *もやし *バナナ アボカド
パクチー 三つ葉 *万能ネギ ミョウガ しそ
その他/豆腐 *納豆 *卵  
*Dグループ=毎日使う常備品
*牛乳 *ヨーグルト *卵 

買い物から戻った後の処理と保存については次から
②買い物から戻ったら
③食材の保存
④私の常備品

に書きます。

デザイナー、美術家、料理家。イタリアはヴェネツィアに通い、東京においても小さなエネルギーで豊かに暮らす都市型スローライフ「ヴェネツィア的生活」を実践しています。ヴェネツィアのマンマから学んだ家庭料理と暮らしの極意を伝えます。