お家で楽しくおいしいこと〜超簡単イタリアン「キャベツとソーセージ」レシピ
あっという間に世界中に感染が広がった新型コロナウィルス禍。
緊急事態宣言でいつもの暮らしを変えなきゃいけない、
先の見えない#STAYHOME の日々 。
みんなが家に閉じこもってモヤモヤしているとき、
簡単にできておいしいことを広げたいと思います。
基本身近なものでささっと作れて間違いなくおいしいもの、
そして気持ちがふんわり和むものがいい。
外出自粛生活中、できるだけスーパーへ行く回数も減らしています。
1週間に一度が目安で、牛乳やヨーグルトなど切らしてしまった時だけ
コンビニで補充です。買い物の仕方にも工夫が必要。
肉や魚など冷凍保存がきくものはよいけれど、問題は野菜です。
日持ちのするじゃがいもやにんじんなど根菜類はストックしやすいですが、
葉物野菜はうまく料理のローテーションを考えて買い足していきます。
そんな中、葉物でありながらかなり保存のきくキャベツは便利です。
#春キャベツ が出回る季節に作りたい、簡単で驚くほどおいしい
北イタリアのマンマの味を紹介します。
「Verze e Salsiccia=#キャベツとソーセージ」というネーミング
そのまんま、材料もレシピも超シンプルこの上ない料理ですが、
立派な北イタリアの家庭料理。
北イタリアのどこかの町をお昼時に歩いていると、このキャベツ料理
を煮込む匂いが漂ってくるものです。
これにパンとワイン、チーズのひとかけらがあれば、かなり幸せです。
ニンニクを入れてみたらとか、コンソメキューブを入れるとか工夫して
みたこともありますが、結局はひたすらキャベツの甘みとソーセージの
塩味旨みの相乗効果を引き出す、基本の作り方が一番おいしいようです。
そのかわり、ソーセージにはちょっとこだわります。
日本のソーセージはイタリアのようにに脂っこくないので、煮込みすぎると味が抜けてしまいます。
鍋の大きさにもよりますが、最初は山ほどたっぷりのキャベツも、煮込むと
びっくりするくらい量が減るので、丸ごと1個で作ってもぺろっと食べて
しまいます。
超簡単イタリアン「キャベツとソーセージ」
材料(ひと鍋分)/キャベツ(鍋の大きさに合わせて1〜半個)、
ソーセージ(できれば生ソーセージなど脂分の多めのもの)、
オリーブオイル、塩胡椒、オレガノやローズマリー、タイムなど
ドライハーブ適宜(なくてもオッケー)
①キャベツをざく切りにし煮込み用の鍋にいっぱいに入れます。
オリーブオイルをまわしかけ水をカップ半分を加え、中火にかけます。
②全体をざっくり混ぜ、ざっと火が通ったら、弱火にして蓋をして蒸し煮にします。好みでローズマリーやオレガノ、タイムを加えます。
絶対に焦がさないように気をつけながら、途中水分が足りない時は
適宜水を足します。
③キャベツの固さによって煮え具合も違いますが、キャベツがしんなりして半分以下の量になるまで最低20分位煮て、胡椒を少々加えます。
④キャベツがくたくたになってきたところでソーセージを入れて、
さらに10~15分煮込みます。ソーセージの塩味にもよりますが、
最後に味をみて補う程度に塩を足します。
ソーセージはあまり煮すぎると旨みが抜けてしまうので注意。
④器に盛り、粒マスタードを添えて。田舎パンがよく合います。
デザイナー、美術家、料理家。イタリアはヴェネツィアに通い、東京においても小さなエネルギーで豊かに暮らす都市型スローライフ「ヴェネツィア的生活」を実践しています。ヴェネツィアのマンマから学んだ家庭料理と暮らしの極意を伝えます。