お家で楽しくおいしいこと〜超簡単イタリアン「ツナのトマトソース」レシピ
あっという間に世界中に感染が広がった新型コロナウィルス禍。
緊急事態宣言でいつもの暮らしを変えなきゃいけない、
先の見えない#STAYHOME の日々 。
みんなが家に閉じこもってモヤモヤしているとき、
簡単にできておいしいことを広げたいと思います。
基本身近なものでささっと作れて間違いなくおいしいもの、
そして気持ちがふんわり和むものがいい。
週1回を目安にスーパーへ買い出しに行きます。
パスタ類の棚へ行ってみると品薄であることが多いですね。
そしてトマト缶もよく売れています。
インスタント麺と並んでパスタ類は人気のメニューだからでしょう。
手軽にできるパスタの筆頭ともいうべき、ツナのトマトソースのパスタ
は、買い置きの缶詰、瓶詰めばかりでできる便利なお助けメニュー。
超簡単で間違いなくおいしい。#STAYHOME にぴったりです。
イタリアのTavola calda というデリを兼ねたセルフサービスの食堂に
あるような味。つまり誰もが好きな定番の味です。
ロングパスタを茹でる時、ぱきっと半分に折って茹でるやり方は、
ヴェネツィアのマンマに教わりました。
こうするとあまり大きな鍋でなくても茹でムラがなく、
フォークに絡める量もちょうどよく食べやすいのです。
〈今日のランチはベランダで〉
#ツナのトマトソースパスタ
材料(2人分)/ツナ缶、水煮カットトマト1/2缶、ニンニク1片、
唐辛子1本、イタリアンパセリ、アンチョビ、オレガノなどドライハーブ、
ケイパーとオリーブ(あれば)、オリーブオイル、
パスタ(スパゲッティ、スパゲッティーニ、フェデリーニなど
ロングパスタ)
①材料A/ニンニク、唐辛子、イタリアンパセリ、オリーブは粗みじん切り、ケイパーはそのまま、アンチョビは1枚を崩しておきます。
②平鍋にオリーブオイル、ツナ缶、材料Aを加えてから中火にかけ、
焦がさないように混ぜ合わせます。
③1〜2分でしっとりしてきたら、トマトの水煮を加えます。
オレガノなどドライハーブを加え、さらに2分ほど煮込みます。
アンチョビやツナ、オリーブなどに塩味があるので、補う程度に塩を足し、胡椒で味を調えます。
④パスタはスパゲッティなどロングパスタ。ロングパスタは茹でやすく、
食べやすいように半分に折って茹でます。
⑤茹で上がったらソースの鍋に入れ、弱火にかけてソースとパスタを
からめます。
鍋でソースとパスタを合わせることをpadella(パデッラ=鍋の意)すると
いい、ソースを乳化し味をなじませる大事な行程です。
⑥皿に盛って出来上がり。このソースはツナやアンチョビの入った魚介系なので、絶対にチーズはかけません。
〈ロングパスタはちょっと細めのフェデリーニを使いました。
我が家の2人分は140gです〉
〈ソースとパスタをパデッラします〉
デザイナー、美術家、料理家。イタリアはヴェネツィアに通い、東京においても小さなエネルギーで豊かに暮らす都市型スローライフ「ヴェネツィア的生活」を実践しています。ヴェネツィアのマンマから学んだ家庭料理と暮らしの極意を伝えます。