見出し画像

お家で楽しくかしこいこと〜#STAYHOMEの買い物術 ③食材の収納と保存

あっという間に世界中に感染が広がった新型コロナウィルス禍。
初めて経験する感染対策のSTAYHOME&STAYSAFEライフで
私たちの暮らしは大きく変わりました。
人との接触を減らす工夫をしながらも
食材の買い物は重要ミッション。
買い物は計画的に、在庫管理&買い足しのローテーションを
組み立てることが大事です。
数回に分けて #STAYHOMEの買い物術 をお話しします。

我が家の買い物事情

東京に住みながら「小さなエネルギーで豊かに暮らす都市型スローライフ、ヴェネツィア的生活」を標榜して25年。
我が家は職住一緒のSOHO生活なので、以前からずっとSTAYHOMEです。
都心に住んでいますが、千葉市内にある実家を作品制作のアトリエにして
いることもあり、週末は実家で過ごす2拠点生活が基本のパターン。
そして実家近くにある農家の野菜直売所や郊外型の大型量販店で
1週間分の食材の大半をまとめ買いするのがルーティンになっています。
週明け実家から自宅へ戻る月曜の朝は、帰宅するとまず
食材の収納と保存の作業が待っています。
これは長年続けてすっかり身についた習慣なので、
今回コロナウィルス防疫対策としてSTAYHOMEライフが始まった時も、
週末の移動はなくなったものの、それほど大きく暮らし方が
変わることはありませんでした。
特に食材の保存方法はコロナ以前から行っていたやり方です。
新たに追加になったのは、外装フィルムやパッケージの消毒でした。
(家庭内の消毒については前章「②買い物から帰ったら」に書きました)

画像10

食材の行き先はパントリーと冷蔵庫と冷凍庫

画像2

食材の収納場所は大きく食品収納棚=パントリー、冷蔵庫、冷凍庫の3か所です。メインの冷蔵庫の他に飲み物やストック用の小型の冷蔵庫を使い分けています。
買い物から帰ってきたら、まずそれぞれの行き先別にまとめます。

◉瓶詰め、缶詰、調味料、乾物、粉類、パスタなど乾麺、
コーヒーや茶など>食品収納棚=パントリーへ。
◉ミネラルウォーター、ワイン、酒類>食品収納棚=パントリーへ。
◉牛乳、ヨーグルト、卵、チーズ、味噌、など>ストック用冷蔵庫へ。
◉パンはすぐ使う分だけ残して>冷凍庫へ。
◉野菜はそれぞれ紙で包み直して>冷蔵庫野菜室へ。
◉肉、魚は使いやすい小分けにして>冷凍庫へ。

以下にある時の生鮮食品の保存の一例を紹介します。

#野菜を長持ちさせるには

画像3

画像4

野菜はだいたい葉物で1週間、根菜類は2週間を目安に保存します。
その間できるだけ鮮度を保つため、ひと工夫してからしまいます。
◉葉物は新聞紙など紙に包んでからビニール袋に入れ、野菜室へ
(中身がわかるように表に書いておきます)
◉胡瓜やニンジン、茄子は数本ずつ、ズッキーニは1本ずつ
紙で包みビニール袋に入れ、野菜室へ
◉長ネギは20センチくらいに切ってシールつき保存袋に入れて野菜室へ
冬場は紙に包んで北側のベランダのストッカーへ。
◉玉ねぎは紙袋に入れて野菜室へ
◉りんごやバナナは1個ずつ紙で包みビニール袋に入れ、野菜室へ
◉ジャガイモなど芋類は室温保存、冬場は外のストッカーで
冷蔵庫には入れません。里芋は泥を洗って乾かして室温保存。
(泥がついたままだと湿って早く傷んでしまいます。)
◉ニンニクはひとカケずつバラして瓶に入れ、冷蔵庫へ。⬇︎

画像9

#便利な小分け冷凍保存

画像5

画像6

肉や魚はこのように使う分だけ取り出しやすいよう小分けにして
シールつき保存袋に入れ冷凍保存
します。
左上から、豚細切れ(5〜60gずつ)、豚肩肉ブロック、豚ロース肉、
骨つき鶏もも肉、鶏もも肉(5〜60gずつ)、鶏手羽元、
バナメイエビ(6〜7匹ずつ)
、そして一番下はかまぼこです。
お蕎麦やうどんにちょっとピンクのかまぼこを乗せるのが好きなので、
薄切りを2枚ずつ並べて冷凍。必要な分だけ出せて便利です。

豚こま肉や鶏もも肉は主に和食のおかず用、ブロック肉や骨つきもも肉は
イタリアン用。バナメイエビはエスニックやグラタンによく使います。
このほか、ステーキ用牛肉、ひき肉や牛スジ肉、ラム肉、赤エビ、アサリ
バターソーセージ塩鮭や干物、なども冷凍在庫の常連です。
ベーコンも使う分ずつ平たくパックして冷凍保存。⬇︎

画像10

野菜の仲間でもキノコ類は冷凍すると味が一層濃くなります。
◉しめじはバラバラにし、エリンギは小口に切って、
シールつき保存袋に入れて冷凍庫へ。

◉エンドウ豆もサヤから出しシールつき保存袋に入れて生のまま冷凍
◉ちりめんじゃこ、明太子もシールつき保存袋に入れて冷凍。
その他煮込み料理やソースに使うパセリのみじん切り、レモンやオレンジの皮も千切り、薄く削いだ柚子皮も保存袋に入れて冷凍しておきます。⬇︎

画像7

画像8

冷蔵庫の食材はおよそ1週間を目安に消費していき補充しますが、
冷凍保存の食材は2週間〜1ヶ月はもつので、
基本のストックの量は一定です。
時々、スープなどを作って残り野菜を使い切り、野菜室を空にして
整理します。



デザイナー、美術家、料理家。イタリアはヴェネツィアに通い、東京においても小さなエネルギーで豊かに暮らす都市型スローライフ「ヴェネツィア的生活」を実践しています。ヴェネツィアのマンマから学んだ家庭料理と暮らしの極意を伝えます。