みんなで選挙の話をしよう〜最大の意思表示、投票に行こう!
第49回衆議院選挙がスタートしました。投開票日は10月31日。
前日の30日までの期日前投票は、もうすでに始まっています。
つまりこれから31日まで毎日が投票日です。
新型コロナのパンデミックという状況下、いろんな意味で
前代未聞の衆院選となっています。
「総選挙」とも呼ばれる衆院選は、首相以下、政権を構成する
衆院議員全員を総取り替えできる、とても重要な選挙です。
家族やまわりの友人、知人の方たち、SNSでもリアルでも
みんなで選挙について話すことが大事です。
#衆院選の争点は利権vs人権
今回の衆院選は、新内閣の発足から解散までの期間がわずか10日間、
そして解散から投開票日までの期間が17日間という、いずれも
戦後最も短い慌ただしい選挙戦となります。
何か新内閣発足の浮揚感に紛れて選挙をしてしまおう、という
政権与党の魂胆が透けて見えるようです。
コロナによって国民生活が疲弊し不安がつのる中、医療体制などどんな
に追加政策決定が必要になっても、6月の通常国会閉会以降国会を開かず、
新内閣が発足しても、予算委員会を一度も開かないままドタバタ解散総選挙へと向かう、こんなにも「国民のために働かず、仕事をしない政権」が
あったでしょうか。
また、自民党政治支配による9年の間に、性別、ジェンダー、地域、国籍、教育、貧富、原発などあらゆる面での格差と差別、分断を生み出しました。
政治をテーマにした漫画で知られる、ぼうごなつこ氏によれば、
今回の選挙の最大の争点は「利権vs人権」という。
まさにその通りだと思います。
#命と暮らしの権利を守るための選挙
選挙がスタートし、与野党それぞれに経済の立て直し、コロナ対策、
社会保障、エネルギー政策など公約を発表して討論をたたかわせています。でも、ちょっと待ってください。たしかに
野党の公約は「我々が政権を担えば、もっとよくできること」ですが、
与党の公約は「政権を担っていたのに、今までちゃんとできなかったこと」なのです。まともな与党ならとっくにできたことばかり。
例えばコロナ対策の給付金。与党は選挙の前になるとにわかに
あれこれやると言い始めますが、この2年の間何をしていたのでしょう。
それなら早くに国会を開いてさっさと決めて給付すればよかったのでは
ないでしょうか。全く信用できません。
例えば選択的夫婦別姓にも頑なに反対。自由民主党なのに、自由も民主主義も多様性も口ばかりです。国民の大半が生活が苦しいと言っても、
ひと握りの富裕層の意見しか聞く気がありません。
他にも衆院選の争点は多々ありますが、長きにわたる政治の私物化、
縁故主義の極みである自民党支配の政治を問う選挙です。
私たちひとりひとりの国民生活の回復、命と暮らしの権利を守る
ための選挙です。
#選挙はわたしたちが直接意思表示できる最大のチャンス
岸田総理は今回の衆院選の勝敗目標を「自民党の単独過半数」としています。選挙前の自民党の議席は276で、233の過半数を大きく超えています。
つまり「40議席減らしても過半数超えなら勝利」と判断するということです。最初からハードルを下げておいて、政権維持に備えようとしています。
コロナ禍で大変な時だから政治の変化を望まない、という声もあります。
果たしてそうでしょうか?
国民が一番大変な時に、自分たちの利権ばかり優遇し、このように閉塞した政治、仕事をしない政権のままでいいはずがありません。
今回の衆院選は私たちが直接意思表示できる大きなチャンス到来なのです。
選挙は最強の大規模デモみたいなもの。
まわりのみんなにも投票に行こうと呼びかけましょう。
#何より大事なのは投票に行こうという呼びかけです
支持する候補者や政党をfacebookやtwitterなどのSNSで紹介したり、
応援や薦めることができますが、公選法によりメールでの投票依頼は
禁止されています。また、これらの選挙運動は投票日にはできません。
候補者のポストをシェアしたりできるのも、前日の23時59分までなので、
気をつけましょう。
それに対して「投票に行こう」という呼びかけは一切の制約がない選挙活動
なので、誰でも誰に対しても選挙期間中ずっと、投票日当日でもできます。
SNSを使った呼びかけも有効ですが、家族やまわりの友人、知人の方たち
と選挙についてリアルに話をすることがとても大切なのです。
政治に関心がなくても、この社会で生きている限り、無関係でいることは
できません。あなたやあなたのまわりの人たちが投票に行けば、
全体の投票率を押し上げることになります。
ひとりでも多くの人が投票に行くことが、この国の民主主義の再生に
つながります。投票率が上がれば、確実に政治は動き、社会は変わります。
(→選挙について、ちょっと大事なことなんで〜)
デザイナー、美術家、料理家。イタリアはヴェネツィアに通い、東京においても小さなエネルギーで豊かに暮らす都市型スローライフ「ヴェネツィア的生活」を実践しています。ヴェネツィアのマンマから学んだ家庭料理と暮らしの極意を伝えます。