産休育休中、日本茶インストラクター認定試験挑戦記⑥ ゆるっと二次試験対策(11月~1月)

11月17日に一次試験を終え、次の日から二次試験の対策を始めた。とはいえ、一次の結果が出ていないのに真面目に勉強する気も起きない。

通信講座第3回と同時に、二次試験の茶鑑定の練習ができるキットが届いていた。鑑定は茶種判定外観、荒茶茶期外観、仕上げ茶品質外観、仕上げ茶内質の4種目である。このうち、茶種判定用のお茶が10種類、答えが分かる状態で袋詰めされていた。届いたのは、普通煎茶、深蒸し煎茶、かぶせ茶、玉露、碾茶、蒸し製玉緑茶、釜炒り製玉緑茶、焙じ茶、紅茶、烏龍茶、である。

真面目に勉強する気は起きないが、ひとまずこれを少しずつ淹れて飲んでみることにした。碾茶は石臼を持っていないので抹茶にはできず、「一応煎茶の淹れ方で飲めますよ」と教えていただいたのだけれども、もったいなくて実行できずそのまま置いてあるが、それ以外は一通り飲んだ。

この日本茶インストラクター協会イチオシ(?)のお茶どれもおいしいのである。個人的に特筆すべきは烏龍茶で、香りが苦手なのでこの機会がなければ買うことも自分で淹れることもなかった。ペットボトルの烏龍茶とは別格の香り。飲んでみると案外飲みやすい。私よりも家族が気に入ってよく飲んでいた。

お茶を飲みつつ、HPを見つつ、一次試験の結果が出るのを待っていた。HPの結果を確認した後、郵送で一次試験の合格通知と二次試験の案内、そして二次試験対策の直前勉強会のお知らせが届いた。

二次試験対策の直前勉強会は、協会の支部がやっているもの。10時30分から17時まで、1日びっちり。参加費7,000円也。またお金か……。いや、人件費やその他費用がかかるし、しょうがないけれども。

この支部主催の直前勉強会に行かないわけにはいかなかった。一次試験の発表の後に、キットを使って内質鑑定をやってみても、さっぱり分からなかったからである。DVDでは「このように簡単に鑑定することができます」くらいのことをおっしゃっていたが、もちろん素人には簡単でない。

なので、直前勉強会の申し込みをした。そして鑑定の対策は勉強会の後に本格的にやることにして、インストラクションの原稿を作ることにした。

インストラクションは玉露、上級煎茶、中級煎茶、焙じ茶のどれかが出題され、淹れ方を4分間で、道具を用いながら説明する。

お茶屋さんで働いたことがないから分からないのだけど、この中で「中級煎茶」って淹れ方を説明する場面、あるのかしら?
「このお茶は上級なので、低い温度で淹れてくださいね。」
と言うことは想像できるのだけど、
「このお茶は中級なので、高めの温度で淹れてくださいね。」
とわざわざ言うだろうか?
「このお茶は高めの温度で淹れるほうがおいしいです。」
なら、分かるのだけど。まあ、そういう出題だから仕方がない。

テキストにはいろんなことが書いてあるけれども、本番に変わった導入とか、伝わりやすい言い回しとかまで気が回らないと考えたので、ひとまず淹れ方を4分におさめることを目標にした。パソコンで原稿を作り印刷して、0歳児の寝かしつけの際に呪文のように唱えるなどして、頭に叩き込む。直前勉強会でインストラクションをやってみせないといけないそうなので、それまでにどうにか形にする。

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手習茶屋
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