産休育休中、日本茶インストラクター認定試験挑戦記⑤ 一次試験当日(11月)

試験当日、東京会場にはたくさんの人がいた。ほんとに老若男女。
みなさん、結構ペットボトルのお茶を飲んでいるので、マイボトルでお茶を持っていくと優越感に浸れる。マイボトルからごくごく。お茶は良いよね。

緊張からのどが渇き、お茶を飲み干してしまい、結局現地でペットボトルの水を買った。結果、カフェインと水分を摂りすぎてしまい、お手洗いが近くなる。試験前にお手洗いに行ったにも関わらず、試験の前半と後半の間の休憩時間にトイレダッシュを決めることになってしまった。

人数が多いのに、女性の割合も高いのに、トイレが急に増設されるわけではない。休憩時間は限られているので、最後の方が戻ってきたのは後半の開始時間ギリギリだったように記憶している。試験監督の方が全員戻ってきているのを確認してから後半を開始していたけれども、間に合わないと思うと焦る。お手洗いはなるべく事前に、休憩時間に行くなら急いで行くべし。

試験そのものは、簡単とは言わないけれども、ほとんど通信講座の内容から出ていた。ネット上で日本茶インストラクター受験の感想をいくつか検索して拝読したところ、過去には結構理不尽にも思える出題があったようで、20年の歴史の中で出題傾向も少しずつ変わったのだろう。少なくとも、2019年度の問題は通信講座の内容さえ完璧に覚えていれば合格できる問題だった。

通信講座のリポートや「練習問題集」は直球の問題が多かったが、試験本番では長文があってその中から間違いを探したり、選択肢から正しいものを2つ選んだりする問題があった。印象だけれども、形式がセンター試験の社会系科目っぽい感じを受けた。長文の出題があるので問題数の割に分量が多く、時間が足りない方がいてもおかしくない。

私自身は好きな分野だからと放っておいた「茶の歴史」で迷う問題が出てしまって焦ったり、逆に覚えるのに苦労した「茶業概要」で自信を持って答えられて、座ったままおしりが踊りそうになったりしながら、時間に余裕をもって答えることができた。日本語の文章を読むのが異常に速いらしく、高校受験や大学受験のときから得をしている。

試験終了後、問題は回収されてしまうので、自己採点はできない。この年の試験は11月17日であったが、結果は11月下旬に公式HPと郵送の両方で発表されるという。どきどき待つほかない。

試験後は毎日、それも何度もHPを確認した。確認しすぎて、Googleの検索窓に予測で「日本茶インストラクター」が出てくるようになった。結局、結果が掲載されたのは11月28日だった。午前9時時点では出ておらず、午前11時にはもう掲載されていた。つまり、2時間置きくらいには見ていたわけで、もはやスパム攻撃のようである。「11月下旬」と曖昧な表現ではなく、合格発表の日を教えてほしかった。

無事、一次試験合格を確認した。ほんと? やったー! やれやれ。二次試験対策をしなくては。

一次と二次を合わせた合格率が35%(公式情報)で、二次試験だけの合格率は80%とも90%とも言われている(こちらは巷の噂で未確認情報)。二次試験の合格率が80%だった場合、一次試験の合格率は43.8%、同90%だった場合は38.9%で、どちらにせよ受験者の半数以上が落ちる試験ということになる。ひょえーっ。

実際、ツイッターでも「落ちました」というご報告が次々と。ひょえーっ。とんでもない試験である。

かなり勉強したとはいえ、試験は水物。受かったのは時の運と言うほかない。

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