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車免持ちが普通自動二輪車小型AT限定免許を取るまでの道のり(5)

8月27日(火)、第2段階初日。土曜日から2泊3日で北海道他への旅に出ていたため、しばらくぶりの教習所だ。この日は朝10時から昼の12時までの2コマとなっている。

第2段階 1コマめ

クルマで教習所まで出かけ、駐車場に入れた。受付で配車手続きを済ませ、いざ教習。とはいうものの第2段階の1コマ目はシミュレータ。プロテクタを付けずに待っていると教官がやってきた。他に2人の教習生と一緒の教習になるようだ。シミュレータ室に移動。

この時間は実際の交通ルールを意識しながらシミュレータで街の中を走ってみるという授業。まずは教官がシミュレータでコースを説明し、自分で手本を示してくれる。その次が我々の番だ。僕以外は2人とも大学生くらいだろう。

2人のうち、Aくんは結構運転慣れしている感じで、安全確認やウィンカー、車線変更などもそつなくこなして行く。危険予測もできている。一通りシミュレータ上のコースを走った後、録画を見るような感じでその様子を画面上で振り返るのだが、教官のコメントも「いいですね~」という感じで危なげない。

ところがもう一人のBくんは、安全確認など構わず発信するし、エンストするし、一時停止や何なら信号無視もガンガンやっている。踏切も当然のごとく停まらない。車免は持っているというのがスゴい。

振り返りでも「これは信号無視ですね~」「ここは一旦停止ですね~」「あ~、踏切も行っちゃってますね~」「あ~、ぶつかってますね~」とどこから手をつけていいか分からない状態。「頑張ろうな」という見守りモードになる。

Bくんのヤバい運転ぶりを見せられた後、次は僕である。例によって操作性にクセがあるのでなかなか思う通りにならない。何とか指示に従ってコースを走破したが、振り返りではバス専用車線を走っていたことを指摘された。これはちょっと難易度高い。

Bくんのヤバい運転ぶりに震えた1コマだった。あれでどうやって第1段階の見きわめを通過したのかちょっとよく分からない。

第2段階 2コマめ

このコマは実車教習。タイトルは「回避」となっている。路上を意識した実践的な練習のコマになっている。

まずタイトルにもなっている「回避」だが、これは急制動用の直線を時速30キロで走ってきたところで、教官の指示によって「正面に障害物がある」という想定で右または左に振って停まるという練習。

最初は「合図を出したら自分の好きな方に避けてください」と言われたので、合図とともに左に回避して停まる。「次は逆側に行きましょう」というので右に回避して停止。

さらに、「じゃ、私が旗を上げた手と逆側に回避してください」との指示で、教官に向かって走り、旗を持った右手を上げると左に、左手を上げると右に回避。問題なくできた。

次が「追い越し」の練習。先行する教官のバイクを、合図とともに右に出て抜き去り、左に戻るという練習。教習所の直線はそんなに長くはないが、まあ問題なくできた。外周を回りながら4回ほどやった。

それから「波状路」の練習。これは卒検の課題にはないが、参考にということでやってみる。地面に置かれた金属のはしごみたいなのの上を通過するのだが、教官が簡単にやって見せたので楽勝と思って挑戦したら、すごい衝撃で車体をコントロールできずすぐにコースアウト。これは難しかった。

残りの時間で卒検のコースを回ってみる。コースを確認しながら、ポイントごとにアドバイスをしてくれる。鬼門の平均台も通ったが、成功率は半々といったところだった。

この日はこれで教習終了。翌日は技能3コマと唯一の学科1コマがあり、技能の最終コマは早くも第2段階の見きわめである。技能は3コマというものの、1コマはシミュレータ、もう1コマも半分がシミュレータである。平均台はクリアできるのか。教習所の近くで昼ごはん食べて帰った。



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