見出し画像

車免持ちが普通自動二輪車小型AT限定免許を取るまでの道のり(8)

卒検には合格したものの、免許を取得するためには運転免許センターに行って然るべく手続をしなければならない。この平日しかできないということなので、有給休暇を取って府中の免許センターに行った。

「ヘイキ」とは

教習所で卒検に合格したうえで免許センターで学科試験に合格する必要があるのだと思っていたのだが、卒検に合格した後、教習所で説明を聞いていたら、普通免許を持っている人は学科試験は免除であるということが分かった。知らなかった。

ということはとにかく免許センターに行って手続をするのみ。試験がないので時間も随時受け付けてもらえる。自動車免許に二輪の免許を乗っけることを「併記」と称するらしい。スムーズに手続を進めるためにはこの「ヘイキ」という言葉は知っておいた方がいい。

まずは受付

9月11日(水)、朝9時頃に府中のセンターに出かけた。都内にいくつかある免許センターの中でもここが自宅から最も行きやすいのだ。クルマで行ったのだが、駐車場は軽く満車だったので、隣接する武蔵野公園の駐車場に停めた。

まずは受付で「普通免許に二輪の併記を受けたいのですが」と申し出て教習所の卒業証書と今の免許証を見せると申請書を作ってくれて必要事項を記入するよう指示される。

記入欄が結構小さくて苦労するが、何とかこれを仕上げて手数料の支払窓口へ。支払うのは「指定教卒受検申請手数料」1,750円と「交付申請手数料」2,050で合計3,800円。この時も「二輪併記です」というと窓口の人の分かりが早い。積極的に使って行きたい。

視力検査、暗証番号、写真

申請書に領収済みの印字をもらって次は視力検査へ。教習所の入学時にカツカツだったこともあり、これがいちばんのヤマだと思っていたが、やや強めのメガネを用意して行ったところ問題なく一発合格。

4桁の暗証番号を二つ登録してバーコードの紙を受け取る。暗証番号を記載した紙をくれるが、これを財布に入れたまま落としたり盗まれたりし、キャッシュカードで口座のカネを勝手に引き出される被害が絶えない。キャッシュカードの暗証番号とは違う番号にした上、この紙は早々に廃棄することをお勧めする。

次の窓口で申請書を提出ししばらく待つ。受付を済ませ、次は写真。一度目は口が開いていたということで撮り直し。そんなにだらしない顔をしていたのか…。

交付控室にて

無事に写真も終わって交付控室へ。ここでしばらく待つ。新しく免許を取った人、更新に来た人、みんな最後はここで免許を受け取る。「併記の人は現在3番まで」とモニタに表示されている。僕は4番。

仕方がないので持参したチャンドラーの『可愛い女』を読んで待つ。最初は1時間くらい待つと言われていたが、30分強くらいで「併記の4番でお待ちの方」と呼び出しがあった。

併記の4番は僕一人かと思っていたら、10人くらいが一斉に席を立ったのでビビったが、「併記の4番」はグループだったようで、名前を言うとできたての免許証を渡してくれた。

その免許証を持って、廊下の機械で本籍地がきちんと登録されているかの確認。免許証の券面には本籍地は表示されていないので、チップを読み取って登録に間違いないかを確かめる。これは先に登録した暗証番号(4桁の番号を2つ)の確認にもなる。

こうして「併記」を完了、無事に普通自動二輪(小型AT限定)の免許を手に入れたのであった。これでもういつでもベスパに乗れる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?