見出し画像

FC東京マンホールフォトラリー

2020年2月11日火曜日、建国記念の日の休日を利用して、小平市のFC東京マンホールフォトラリーに参加、記念品をもらった。これはその全記録である。

FC東京マンホールフォトラリーとは

小平市内の8か所に設置された東京ドロンパがデザインされたマンホール蓋を巡って撮影し、それを小平市ふれあい下水道館に持って行くとオリジナルマグネットがもらえるというイベント(小平市の公式告知)である。

昨年末から3月末まで実施中で、対象のマンホールは8つある(FC東京マンホールマップ)ものの、すぐ近くに2つあるのが3か所あるので、巡るスポットとしては5か所。これが東西に長い小平市内にうまく分散しており、歩くには手ごわいが電車で行こうにも(すぐそこの駅なのに)何度も乗換を余儀なくされる難易度の高さ(小平市内の西武線の配線はマジ理解不能)。

かといってクルマで行くと停めるのも大変だし、これはチャリかバイクが最適ということで、ヴェスパでのツーリングがてら行ってみることにした。景品のマグネットもまだ余裕がありそうとの情報もあった。

まずは花小金井駅へ

この日は建国記念の日で休み。気温は高くないもののきれいに晴れ上がり、防寒さえできていればツーリングには気持ちいい。

最後にふれあい下水道館に行かねばならないので、そこに最も遠い花小金井駅からスタートし、FC東京小平グラウンド、小平駅、小平市役所と、東から西に順に立ち寄って下水道館にたどり着くのが合理的だろう。まずは花小金井駅を目指した。

中央線から北は自分的には未知の領域であり、花小金井というのがどういうところかさっぱり分からない。果たして日本語は通じるのだろうかとか道路は左側通行でいいのだろうかとか不安になりながら小金井街道を北上、中央線を越えた。

この駅の周辺には対象マンホールが2つあるが、いずれも駅の北口なので南からアプローチすると線路を越えなければならない。駅の東側の細い道から回りこむようにして北口のロータリーにたどり着いた。

ロータリーにバイクを停め、最初のマンホールを探す。マップでは「花小金井駅北口ロータリー付近」とされているもの。駅舎を背にして右手、横断歩道を渡ったベンチの辺り、「花小金井グリーン薬局」前にある。周辺の様子が分かる写真と、マンホール真上からの写真の2枚を撮影しておいた(11:08)。

2個目は「花小金井駅北口交番付近」である。これは駅舎を背にして左手、交番の前を通り過ぎたコーナーの辺り。そんなに苦労しないと思う。同じく2枚撮影(11:09)して最初のスポットは完了した。

次はFC東京小平グラウンド

小平市にはFC東京の練習グラウンドがある。ここへ行くと練習が見られ、練習終りにはファンサービス(選手が一緒に写真を撮ってくれたりサインしてくれたり)があるということなのだが、僕には2003年に年チケホルダーになって以来行ったことがない未知の場所。

次のマンホールはこの周辺にあるので、花小金井駅から小金井街道を北上、東京街道を経由して新小金井街道(都道248号線)に入る。東京のグラウンドを左手に見ながら北上、滝山南の交差点の手前辺りに問題のマンホール(「FC東京グランド掲示板前」)はある。

ここは交通量が多く、クルマで来てもまず停められない。駅から徒歩でアプローチするのも遠く(花小金井の駅から2.6km、徒歩30分以上)、このラリーでは一番の難所かもしれない。バイクでは滝山南の交差点でエンジンを切り、車体を押して道路西側(グラウンド側)の歩道を20~30メートル南下して戻った。

マンホールは歩道わきのちょっと引っ込んだ東京ガスの敷地らしきところ、掲示板の前にある。告知ページで東選手が写っているところだ。場所の見当さえつけば見つけるのはそれほど難しくないだろう。今日はACLのアウェイ・ゲームがある日ということでグラウンドには人影もなく、マンホールの写真を撮影(11:27)した後はグラウンドをサクッと眺めるだけで次へ。

小平駅前 ―ルネ小平はやや奥まっている

次は小平駅だ。途中でコンビニに寄ってお手洗いを借り、熱いほうじ茶を買った。グラウンドから小平駅までは1.6km、歩くと20分から25分くらいだろう。電車なら、花小金井駅から小平駅まで西武新宿線にひと駅乗りここからFC東京グラウンドまで歩いて往復するのが正しいかも。

小平駅周辺の対象マンホールは駅の南口に2つ。東京街道を西進し、駅の西側から回りこんで南口に出た。適当にバイクを停めてマンホールを探す。

マップで「小平駅南口モニュメント前」とされているヤツは比較的簡単に見つかる。ロータリーの中央の島状になっている部分の南側に花壇があり、そこに東京ドロンパのモニュメントが設置されている。マンホールはその目の前。

早速写真をと思ったが、親子連れがマンホールの脇のベンチに滞留していたので、位置だけ確認して写真は後回しにし、先に「ルネ小平前」の方を探すことにした。

ルネ小平は名前だけ見ると商業施設のようだが正式名称は小平市民文化会館。駅を背にしてロータリーから南に延びる目抜き通り「あかしあ通り」を下って行くと、右手(西側)にそれはある。「ルネ小平」のバス停を目印に探せばすぐに見つかるだろう。

駅からは思っている以上に南に歩かなければならない。距離にして100メートル以上はあるかも。道路の反対側にKFCを見ながらあかしあ通りを下り、ドラッグフォーユー、青梅信金、ぎょうざの満洲を過ぎる辺りまで行くことになる(こばやし歯科まで行くとやや行き過ぎ)。

ここで「ルネ小平前」の写真を撮影(11:51)、あかしあ通りを北に戻りロータリーに。親子連れはどこかに行ってしまい、マンホールがフリーになっていたので「小平駅南口モニュメント前」も無事に撮影を完了(11:54)。ここまでで5個をゲット。

小平市役所を目指す

次は小平市役所だ。あかしあ通りをそのまま南下し、青梅街道を西へ。西武多摩湖線の手前の信号で左に折れるとそのまま市役所の前に出る。電車だと小平駅から西武拝島線で萩山駅までひと駅乗り、そこから多摩湖線に乗り換えて青梅街道駅までさらにひと駅。駅から市役所までは5分くらいだと思う。

休日なので市役所周辺は閑散としている。あるいは平日でも閑散としているのか。歩道にバイクを停めてマンホールを探す。

車寄せがある市役所の正面玄関の目の前に銅製のナゾのモニュメントがあるが、マンホールは歩道をここから北に歩いて車路を渡り、掲示板を過ぎたところ、車いすで入れる大きな電話ボックスの前辺りの歩道上にある。マップ上は「小平市役所前」とあるが、「前」と名乗るには随分北に寄ったところだ。南の方にバイクを停めてしまったのでちょっと手間取った。

何とか探し当てて写真を撮影(12:07)。これで6個目。いよいよゴールの小平市ふれあい下水道館へ。

ゴールの前に九衛門橋

下水道とどう「ふれあう」のかよく呑みこめないがともかく最終目的地の小平市ふれあい下水道館に向かう。

市役所から南に下り、たかの街道を西へ。西武多摩湖線を渡り、JR武蔵野線を越え(地下なので分からない)、府中街道を南へ。玉川上水を越えた西側の道路沿いに下水道館はある。

電車だと西武国分寺線の鷹の台駅から10分程度だと思うが、市役所から電車で来ようと思うと、青梅街道駅から多摩湖線で萩山駅まで戻り、そこから小川駅まで拝島線にひと駅乗り、さらに国分寺線に乗り換えて鷹の台までひと駅。待ち時間も入れれば電車だけで15分くらいかかる。市役所から下水道館まで直接歩けば2km、30分弱だから僕なら歩く。

だが、ここに入る前に7つ目のマンホールを押さえておかなければならない。マップ上は「九衛門橋北側」と書かれたこのスポットは、玉川上水にかかった府中街道の橋である「九衛門橋」の北詰、道路の西側にある。交差点の北西角がやや広がって広場になっているところ、ちょっと奥に入った歩道上だ。

下水道館からは府中街道を北に50メートルほど。駐車場にバイクを停めて歩いて行った。分かっていれば見つけるのは難しくない。7つ目のマンホールを無事に撮影(12:18)。

小平市ふれあい下水道館の秘密

下水道館に戻り、最後のマンホールを探す。マップ上は「小平市ふれあい下水道館内」と表示されている。「館内」という書き方にひっかかるものを感じながらも、まずは建物の周囲や駐車場、歩道を探すが見当たらない。もしかしたらやっぱり建物の中かと思い、いずれにしても訊いた方が早そうだということで入館(無料)。

1階の受付は無人で「ご用の方は2階へ」と書いてある。階段を上ると2階にも受付があって、そこに係の人らしいおじさんがいた。

おじさんに「ドロンパのマンホールの写真を撮ってきたんですが」と言うと、パッと笑顔になりすごく嬉しそうに「おお、そうですか!!」と喜んでくれた。来てよかったと思った。このホスピタリティは有難かった。

「でも最後の1個が分からないんですよ。ここの『館内』ってヤツ」と訊くと、おじさんは「来た!!」的な表情になり、「それはここの地下5階にあるんですよ」。

「ふぁ?! 地下5階?!」

てなるわな、普通。これは意表を突かれたわ。いくら敷地を探しても見つかる訳がない。おじさんに教えてもらった通りエレベータで地下5階に降りる。ここは見た目は普通の地上2階の建物だが、地下が5階まであり、それぞれの階に展示があるのだ。

地下5階には確かにマンホールが。いや、マンホール蓋が。この下に本当にマンホールがあるかは分からないが、それっぽく床にハマっている。最後の1つを無事に撮影(12:22)してミッションは完了した。

地下5階からは本物の下水道管に入ることができる。せっかくなので入ってみたが、暗いトンネルをコーヒー牛乳のような色をした下水が流れているのが見えて、トンネルとか構造物とか好きな人にはたまらない景色だ。これはこれでまた一度ゆっくり来てみる価値があるなと思った(タイトル写真はこの時のもの)。

エレベータで2階に戻り、おじさんにiPhoneで撮影した写真を1枚ずつ確認してもらう。「あ、これは花小金井のヤツね」「これは市役所か」とサクサク検証され、ちゃんと8か所巡ったことが確認されると、簡単なアンケートを渡される。

「ここに来たのは何度目か」とか「何でここを知ったか」とかオーソドックスなアンケートで無記名。FC東京やドロンパとは関係がない。「面白かったところ」には「実物下水道管の見学」にマークしておいた。

これを渡すと記念品のドロンパマグネットがもらえる。図案は市役所前にあったマンホールと同じものだ。おじさんに丁寧にお礼を言って下水道館を辞した。記念品は一人1回まで、転売は禁止だ。

楽しかった!!

最初の1個から8個目までに要した時間は1時間14分だが、これはバイクだからこその効率だろう。天気がよかったのでバイクでウロウロするのは気持ちよかったし、こういう宝さがしみたいな、スタンプラリーみたいなのはもともと好きだし、FC東京関連で記念品ももらえたし、冬の休日(単発の祝日)の過ごし方としては充実してた。昼過ぎまでにサクッと完結したのもよかった。

地下水路とか好きなので、ふれあい下水道館にはあらためてゆっくり行ってみてもいいと思った。マンホールの写真をアップしたいところだが、行ってもないのに画像だけ持って下水道館に行く輩が出かねないので自粛しておく。自分の足で探してみて。

マンホール位置まとめ

1) 花小金井駅北口ロータリー付近:花小金井駅北口、駅舎を背にして右手、花小金井グリーン薬局の前の歩道上
2) 花小金井駅北口交番付近:花小金井駅北口、駅舎を背にして左手、交番の奥(西側)のコーナーの歩道上
3) FC東京グランド掲示板前:新小金井街道(都道248号線)「滝山南」交差点から南30メートルほど西側歩道わきのグラウンド敷地内掲示板前
4) 小平駅南口モニュメント前:小平駅南口ロータリー、「小平駅南口」交差点信号を京樽・りそな銀行ATMコーナー側からロータリーの島に渡ったところにある東京ドロンパのモニュメント前の歩道上
5) ルネ小平前:小平駅南口あかしあ通りをロータリーから南100メートルほど西側、「ルネ小平前」北行きバス停前の歩道上
6) 小平市役所前:市役所東通りを市役所正面玄関車寄せから北に50メートルほど西側、車いす用の電話ボックス前の歩道上
7) 九衛門橋北側:府中街道「九衛門橋」交差点北西角
8) 小平市ふれあい下水道館内:館内地下5階


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?