見出し画像

2024.06.11 駐在の心構え

私の考えが若いのか。

スロバキアに来てから週末勤務が多く、振替休日が3日も溜まってしまった。今月中に精算して欲しいとのお達し。
来て早々、3日も休みを取るのは至難の業だ。だが、会計処理も始まり本当に忙しくなる月末までには、とった方がいいだろうと思い、14日と17日はチームで相談の上休みにした。

思いがけずの4連休。
ビザのことなども視野に入れると、行けるときに旅行に行っておきたい…。イスタンブール行きの航空券をポチった。

駐在前に上司から、「プライベートのことだから口出しはしないけど、セキュリティ管理の面から、国外に出る時は一言お願いね」と言われていた。
「仕事もままならないまま行くのも悩んだのですが」と付け加え、素直に報告。

「着任早々行くのはどうかと思うけど、ストレス抱えているみたいだし、今回は承認します」

これって承認されるもの?
ストレス抱えていなければ、行かせてもらえなかったの?
仕事とプライベートの線引きが分からない…。

言いたいことも分かるが、モヤモヤする。

教員として働いていたとき、保護者によく言われた。
「子どもが、『先生が⚪︎⚪︎って言ってたから、それ通りにしないと怒られる!』って言うんです。先生がそんなこと言うとは思えなくて、『こうしたら』って提案しても言うこと聞かなくて…。」
発言の意図を説明したこともある。しかし、時に「そんなこと言ったっけ…」と内心で考えたこともあった。上下の関係の「下」となる人は、「上」の無意識な言葉にも、誠実に従おうとする。(※教員ー子ども間に、上下関係は作るべきではないと私は思っているが、今の日本の教育環境上なってしまった)

意外と「下」は従順なのである。
今の時代(誰でもそうだが)「上」も発言には気をつけざるを得ず、何も言えなくなっているのは問題だと思う。
だが、今の私と上司のように文面のコミュニケーションが中心では、意図が汲み取りきれないこともある。

彼女の真意は分からない。
私の駐在としての心構えが足りないのかもしれない。
足りないと言うなら、誰でもいいので「駐在の立場」なるものが何か教えて欲しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?