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【オタクの海外ワーケ③】 現地の生活に触れあう方法は『オタ活』

(間にNotion記事を挟みましたが)海外ワーケーションの続きです。

【前回までの要約】
今年も新しい働き方LABの実験に参加し『海外ワーケーション』に初挑戦するジャニオタ。9/20のアイドルさん誕生日に出国をキメ、ベトナムとマレーシアへ。前回は持ち物の話や、海外ワーケーションをしてみてどうだったか全体的な評価をした。

今回は『オタ活』したことで、様々な海外での経験を得られたお話を書きます。

アイドルさんの誕生日に2ヶ国のスタンプをゲット



『オタ活』とは旅のスタイルの一つ



旅や旅行のスタイルは十人十色。ひたすら美味しいものを巡るグルメ旅、温泉を巡る旅、世界遺産を巡る旅、ハイキングやダイビング目的の旅など人の数だけ旅のスタイルがあるだろう。

その中で、私の旅では『オタ活』をすることが多い。

※ 『推し活』という言葉が個人的に好きではないので『オタ活』と言っています


我々は、
・ 好きなアイドルの応援をするというオタ活(ライブに行ったり、雑誌を買ったり)』
に限らず、

・ アイドルの概念(アクリルスタンドやぬいぐるみ等のグッズ)と共に日常を楽しむこと

もオタ活と呼んでいる。かわいいカフェに行ったり、旅先の綺麗な景色と写真を撮ったり。Instagramで『#アクスタグラム』と検索いただければすぐに察するはずだ。


私もアクスタグラム専用のアカウントがあるが、これをただのオタクの顕示欲と侮るなかれ。

アクスタのアイドルさんをより美しく撮るために一眼レフを購入したり、構図や現像を覚えたり、初期の写真を比べると撮影スキルの上達が分かる。おまけにこのアカウントを通じて仲良くなったオタク友だちも多く、コンサートがない日でも一緒に和歌山県までドライブ旅に行ったりしている。


概念とお出かけする方のオタ活は、旅との相性がいいので、オタ活は自然と旅のスタイルとなる。


いや、どちらかと言うとグッズは財布にも入っているのでオタ活はそこまで構えるような趣味でもなく。いわば『歯を磨く』ぐらいの日常であり、

海外へ行っても歯は磨くじゃん。
だから海外でもオタ活するよね。


好きな人となら一緒にいろんな景色見たいし。

というのが私の見解だ。(怖がらないでください)

3年半ぶりの海外はMalaysiaから



オタ活すれば現地生活に溶け込める



それではここから、10日間ぐらいのベトナム・マレーシアでのワーケーション中に『オタ活したことで生まれた経験値』いわば呑み会のネタを紹介します。

※おそらく普通のオタ活であれば、アイドルさんの概念と一緒にかわいいカフェに行って~、観光地行って写真撮って~と。普通の旅行と変わりないのかもしれないのだが。私は『名前をハントする』というオタ友でもやっている人を見かけないオタ活をしているので、大衆的なオタ活とは少し違うかもしれない。名前ハントとは何か、この先読めば分かるはず。


どこ?という町へ行った


オタクは時に「それどこ?」「何しに行くの?」という町へ出向く。

例えば今回だと、ベトナムのダラットという町。どの地域へ行きたいというより「HiHiという名前の民泊が、たまたまダラットにあった」だけなので、HiHi民泊がホーチミンにあったらホーチミンから出なかった。
(私はHiHiJetsというグループを応援しています)

HiHi the happy stay なんて良い民泊


ベトナム在住の方に「なぜダラットに行くのか不思議でした」と言われた。きっと用事がないと行かないところなのかな。


観光客が1人もいない町へ行った


HiHi民泊がある隣町にHiHiカフェまであった。隣町が観光地でもないので、バスがあるのかどうかすら英語で情報を探すことに苦労した。ましてや日本語での情報は皆無で、私も地名のベトナム語表記をカタカナにしたら何なのか分からなかった。


このシチュエーションに燃えることができないと、ハードめの海外オタ活は楽しめない。

辿り着いたHiHiカフェ


ベトナムは3都市ぐらいしか行っていないけれども、現地人ではない人に会わなかったのはこのHiHiカフェの町が初めてだった。何となく、町の香りとか観光整備されていない感があり、もう一生来ない気しかしないけれどいい訪問経験だった。


ローカルバスをマスターした


今や配車アプリという、ぼったくりなしの安全な交通手段があるが、あっさり直行で辿り着いてしまうのは何とも味気ない。東京ー新大阪だって新幹線のぞみで辿り着いた時と、青春18きっぷの鈍行で辿り着いた時の感動は大違いだ。

「極力ローカルの交通手段で巡ること」がSOYAハンターシップなので()、電車が発達していないベトナムではバスが主な交通手段だった。


ホーチミン市のバスの乗り方は日本語でたくさん情報を集めることができ、バスアプリもベトナム語・英語の他になぜか日本語が用意されていたのでイージーだった。

椅子は硬い


問題はHiHiカフェへ行くためのダラットという地域のバス。幸いバス停がバス停ヅラをしてくれていたので、乗り場探しは簡単だった。

時刻表の類は見当たらなかったが「隣り町なら利用客も多いだろう」という勝手な想像で向かった。バス停にいた人に声を掛けられ、何を言われたか分からなかったが、目的地の名前をビックリマーク付きで言ったら理解してもらえて、このバスだよって教えてくれた。チップをせがまれない、ただの優しさだった。SOYAハンターの半分は優しさでできています。


バスの車体に行き先が刻まれていることも心強かった。あとは乗務員さんに行きたい町の写真を見せて、「運賃はこの札だ」と言わんばかりに札を提示してくれるので無事に支払いも完了した。終点だったので、あとはひたすら車窓を楽しんでいたら目的地に着いた。

セルフィー


ローカルバスをマスターしたというより、「情報がないベトナムでバスに乗れた」という経験こそがオタクをまた強くする。


アイドルさんを知るマレーシア人が1人増えた


配布用・宣伝用の写真は常に持ち歩いているので、仲良くなったMalaysiaのカフェの店員さんにアイドルさんのお写真を渡してきた。HiHiJetsの猪狩蒼弥さんを知るマレーシアンが1人増えた瞬間だった。

お店の名前は「the SOYA」


大豆をめっちゃ摂取した


私のアイドルさんは「SOYA」さんと申すので、名前ハンターをする上で「SOYA MILK」や「SOYA SAUCE」など、大豆(SOYA)を身体にめちゃくちゃ摂取した。

日本で「大豆」表記じゃ目にも留めていないような、大豆の麺も購入し調理する運びとなったり。特にマレーシアでは豆乳ドリンクが多く、コンビニやスーパーで見つけられた限り全てのSOYAを買っていたので、ちょっとお店に行くことが怖くもなっていた。

全部SOYA


2ヶ国語の『豆乳』を覚えた


馴染みがなかったベトナム語、1週間滞在して覚えられた単語は「カムォン/ありがとう」だけだった。(努力せよ)


しかしSOYAハンターをやっているおかげで、発音はできないが「sữa đậu nành」が豆乳を表すことはすぐに覚えた。また「trà sữa」がミルクティだったので、sữaがミルクを意味することを理解した。

苦戦したベトナムのsoya


またマレーシアで豆乳は「susu soya」という表記だったので、「susuがミルクの意味っぽい。かわいい。」ことまで覚えた。

SUSUかわいい


語学って、こうやって覚えるんだ。



閉店サプラーイズ!


見知らぬ言語の見知らぬ地において、軽めの事前サーチで「どうやらSOYAがあるっぽい」とハンターは現地に赴くが、やはりそこは海外。「行ってみたらSOYA既に閉店していた」が、ベトナムでは3件発生した。


しかしどのSOYAの後継店舗でも店員さんが優しくて、「これはSOYAのメニューと近いよ!」と教えてくれたり、そしてどこも抜群に美味しかった。それなりの時間をかけてバスも乗り過ごしたりして、辿り着いたSOYAにフラれた時は泣きたくもなったが、その完璧すぎない情報に頼る感じがいとおかしだった。

フラれた元SOYA


アイドルさんだって、アイドルとファンという絶妙な距離があるから応援していて楽しいんだ。

会場がデカくて豆粒のアイドルしか見えなかったとしても、たま~に運よく前の方の席が当たることもあるのでその幸運を爆発的に楽しめるもの。完璧じゃないからこそ楽しい事が、この世の中にはあるんだ。



ストーリーに載った


これはギャグなのだが、ベトナムでフラれ続けたが最後の最後に生きているSOYAに辿り着けた時、「日本から来た」と伝えたら陽キャ店員さんがさらに陽気になり、Yeah~って写真を撮られた。私のSEよりもはるかに綺麗なiPhoneなんちゃかProだ。レンズが3つ付いていた。


Facebookのストーリーに載っていた。宿のスタッフさんに何て書いてあるのか聞いたら、「日本人観光客はミルクティー美味しいと言った!」と書いてあると。

ばっちりSOYA Tシャツと共にストーリーデビュー


私は、陽キャ店員さんにオススメされたマンカウというフルーツティーを頼んだのだが。次はミルクティーを飲みたいと思う。



現地の暮らしが見たいという貴方、オタ活してみてはいかがだろう?



〆と次回のワーケーションnote予告



オタ活も頑張れば頑張るほど記憶に残り、クエスト感が強く、非常に濃い。


海外でのオタ活は『呑みの席のネタ』、つまり「他の人が経験したことがなさそうなオモロい話」であり、これを今回のnoteのテーマに当てはめると「普通の観光客が経験しないような旅を、オタ活することでやってきた」となる。


オタ活というアイドルを応援する行為は、私のアイデンティティでもある。

アイドルさんは歌って踊って我々に活力を与えるだけでなく、日常のさまざまなアクションを豊かにしてくれるのだ。だから何をしても結局、「アイドルになってくれてありがとう」この一言に尽きます。



またいくつかNotionゴトを挟むかもしれませんが、ワーケーション記事は次回で終わり。新しい働き方LABへ提出が必須なので、最終レポートと題してワーケーションを振り返りつつ、10日間の海外ワーケーションでいくら使ったのか総額を出す予定。お楽しみに。

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